淫蕩の日々

診断結果 好きだったのか、汚したかったのか、どういった動機だったかはもう覚えていない。ただ、パメラを誰にも奪われたくない、そう思ったのは事実だ。

昏い衝動は日に日にパメラを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
パメラを背後から抱きしめる。「っ!?」驚きで体が震えこそしたが、拒絶はされなかった。それをきっかけとして耳元に熱っぽく息を吹きかけ、緩急を交えながら胸を揉むと、呼吸が熱を帯びる。「ぁっ……やっ……ん」刺激を絶やさず、舌をうなじから肩口へ這わすと、明らかに呼吸が乱れ抵抗も弱まっていく。「は……っ、あっ――」衣服の中へ手を潜らせれば先端は既に尖っており、軽く摘むだけで、甘い悲鳴が漏れた。「そこ、ゃ……っああぁん」強く摘んでやると、嬌声は声量を増す。パメラをベッドで組み敷くのにそう時間はかからなかった。
解き放たれた欲望と衝動のままに、パメラを犯そう。隆起する肉棒を前に、パメラが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはパメラなのだ。

「んっ、あんっ」パメラを組み敷き、片腕を腰に回すとぴったりと密着させる。空いた片方の掌で乳房、臍、下腹部を撫でていくと震えた声をあげる。「んっ、ふ、ふっ」唇を唇で塞ぐと、抵抗しているようでそうではなく、あっさりと受け入れられた。快楽と拒絶で揺らいでいるのだろう。なら、何も考えられなくさせればいい。「ふっ、ふ、ん、んんっ――」肉が打ち合い、乱れた音が響き渡る。その間も全身へ愛撫は続ける。「ふ、あっ、あ、あ、ああぁっ」ようやく解放された唇から零れた声は、快楽に濡れている。手応えを感じて突き上げると、パメラは体を弓なりにしならせて果てた。
こうしてパメラを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

ベッドに体を横たえたパメラは激しい疲労感に包まれながら瞼を閉じる。あれだけ滅茶苦茶に犯しておいて、監禁するでなく口止めをされることもなかった。まるでパメラが口外しないことを解っているかのようだ。「……っ、ふ……」だが、そうなのかもしれない。脳裏には犯された情景がありありと蘇るのだが、それに続くのは嫌悪ではなく、どうしようもない悦楽だった。加えて思い出しているだけなのにも関わらずパメラの呼吸は乱れ、乳首は尖り、下腹部が疼いている。犯されたのに喜んでいる、その事実に気付くのに、そう時間はかからなかった。
それがこの日々の始まりだった。

「ふ、んっ、ちゅ……」パメラを跪かせ、毎晩のように口淫を教えこむ。日に日に上達する技巧も好ましいが、可憐な唇が赤黒く猛ったそれを口に咥えている様は何よりも淫靡で愛おしい。「はっ、……っ」両手で包むように陰嚢をほぐし、陰茎を根元から舐め、時に口に含む。手で軽くこすりながら頬張った時に奥を突いてやると声は漏らすが、肉棒は離さない。首を動かして抽挿のあたりで頭を掴み精を吐き出すと、パメラはなんなく飲み干した。「んっ、っ……」白濁液を一滴も残さず丁寧に舐めとり、未だ硬度を失わないそれを愛おしく見つめている。奉仕には施しを返す。押し倒すとパメラは妖艶にほほ笑んだ。
「っは、あぁ……あた、ってるぅ……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、パメラが快楽に溺れはじめていることを伝えていた。
そこから調教の日々は過熱していく。

「ぁっこれ、やっ……! きもちいいっの、と、まらなっ……ぁっ♡あふっ」嬲られ尽くし散々達した反動でぐたりと横たわるパメラの舌、腋、乳首、臍、蜜壺、後孔といった性感帯を愛撫し、媚薬を塗布して更に快楽を刻み込む。「ぃや、おかしっなっ、あぁ、ぁあぁ、んぅ――」その状態で犯してやると、快楽が限界を超えたのか声にならない声をあげながらイき続け、最後には意識を飛ばす。それでも蜜壺は肉棒を離さないのは調教の成果と言っていいだろう。途切れることのない快感にパメラが屈するのが先か、夜が明けるのが先か、今日はどちらだろうと思いながら腰を打ち付けた。

「やっ、はっ、あっ、あ♡、ああ」何か考えていた気がしたが、奥を抉る一突きですべてが霧散した。別に今に限ったことじゃない。いつだって、その熱く滾った肉棒に貫かれ、犯されるたびに頭の中が真っ白になってしまうのだから。「あ、あっ♡、ああ、ん」きもちいい、すき、やめないでほしい。「もっ……とぉ……」最後の一線で抗っても、結局快楽で塗り潰されてしまう。なら、最初から素直でいたならそこにはどんな世界が待っているのだろう。湧き上がる好奇心を止めることはできなかった。
「これ、すきぃ……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、パメラの本心から零れた言葉だった。
パメラの身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声と昂りを締め上げる肢体が物語っていた。

「ひぅっ♡♡♡りょうほう、っ……きもち、いぃのぉ……♡」肉棒と舌で蜜壺と乳首を同時に犯されながらパメラが喘ぐ。特別な体位でもなく、数え切れないほど犯したことのある体位なのに、まるで初めての快楽のような悦びようだ。「また、ィっちゃ……♡♡♡」肉棒が震え、吐精が近いことを悟ると、パメラは無意識に腰を揺すって奥で受け入れる体勢を作る。何度目かわからぬ吐精とともに達しながら、次を求めて乱れ恍惚の表情を浮かべるパメラの体は、熟成された美しさを描いていた。
「あっ……ぅうん♡」達した余韻も抜けきらない中、パメラは白濁液を零す二つの孔を指で広げる。疑似肉棒を慣れた手つきで前後に挿入すると、よく見えるよう足を広げた。「ぜんぶっ……入りました……♡」折角注いでもらったそれを零さないよう蓋をする、それが一日の終わり、牝からパメラに戻る儀式だ。「今日もパメラは犯されて幸せです♡だから明日も躾けてください……♡」そう言って胸に抱かれると、子宮がじゅんっと打ち震える。明日はどんな風に可愛がってもらえるのだろう、犯してもらう歓びに打ち震えながら、パメラは目を閉じた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたパメラが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「もっと、ほしい……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。
さあ今日も、パメラと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2021/11/26

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

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