淫蕩の日々

診断結果 好きだったのか、汚したかったのか、どういった動機だったかはもう覚えていない。ただ、ディーナを誰にも奪われたくない、そう思ったのは事実だ。

昏い衝動は日に日にディーナを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
遊びの一つと嘘をつき、ディーナを椅子に座らせ目を瞑らせる。おかげで、体を拘束するのは容易かった。「えっ?」違和感で目を開けたディーナに微笑みかけ、衣服を一枚一枚丁寧に脱がせてやる。「っ、やめ……っ」あっという間に下着姿にしたところで、均整のとれた全身を舐め回すように視姦する。羞恥で赤みがさした肌が艶めかしさを際立たせ、震えながらも気丈な態度を崩さないのがいじましい。「……っ」いつまで強がっていられるだろうか。これからのことを想像してぞくぞく逸る心を鎮めながら下着を剥ぎ取り、裸身を晒させた。
解き放たれた欲望と衝動のままに、ディーナを犯そう。隆起する肉棒を前に、ディーナが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。

「あっ、んっ」ディーナを対面座位で何度も下から突き上げる。時に唇をむさぼりあい、首や胸元へ愛撫を繰り返す。仲睦まじい恋人同士のような光景だが、ディーナのタオルで拘束された両手が、それを否定していた。「あっ、ふっ」抗う術もなく薄暗い欲情を注がれたディーナは、先ほどから濡れた声しか漏らさず、やりすぎたかと突き上げを緩めると胸に寄りかかるなり熱い息を吐いた。両足で腰に抱きつくと「やめないで」と懇願する。この場において快楽が狂気を上回った瞬間だった。
こうしてディーナを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

ベッドに体を横たえたディーナは激しい疲労感に包まれながら瞼を閉じる。あれだけ滅茶苦茶に犯しておいて、監禁するでなく口止めをされることもなかった。まるでディーナが口外しないことを解っているかのようだ。「……っ、ふ……」だが、そうなのかもしれない。脳裏には犯された情景がありありと蘇るのだが、それに続くのは嫌悪ではなく、どうしようもない悦楽だった。加えて思い出しているだけなのにも関わらずディーナの呼吸は乱れ、乳首は尖り、下腹部が疼いている。犯されたのに喜んでいる、その事実に気付くのに、そう時間はかからなかった。
それがこの日々の始まりだった。

「もっ、ゃだ……っ」ベッドの上で散々嬲られたディーナが大粒の汗を浮かべながらぐったりとしていた。「はっ、あ、ああ」視界を目隠しによって遮られ、次に何をされるかわからない緊張はディーナの感度を大幅に高めているらしい。軽く触れるどころか、衣擦れだけで達するような有り様だ。そんな状態で犯したらどうなるのだろう。「ぁっ、ぃやあ」蜜壺に指を挿れると、昂りきった体がガクガクと震えだす。犯される前から何度も達するディーナの嬌声は、今まで聞いたことのないほど熱く乱れていた。
「っは、あぁ……なか、いっぱい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、ディーナが快楽に溺れはじめていることを伝えていた。
そこから調教の日々は過熱していく。

小窓からディーナが誰かと言葉を交わしている。向こうからは見えないが、ディーナの下半身は服を取り払って秘部を露出した状態だ。指で厭らしく腿を撫で、蜜壺の入り口を何度もつついたりなぞったりして焦らす傍らで、後孔は擬似肉棒による荒々しい抽送が繰り返されている。「……ふっ♡」声に乱れが混じると、ディーナは強引に会話を打ち切って窓を閉め、蕩け切った体ですがりついた。「いれ、てぇ……っ♡」ぐちょぐちょに濡れた蜜壺を貫くと、それだけで達して全身を震わせる。「……っは、そぅ、……ぉくぅ……♡」陶酔した顔で快楽を求めながら、腰は動きだしている。調教との付き合い方もわかってきたようだ。

この犯される毎日が異常だというのはわかっている。「もっと、くだ、さ……っ」それでもすっかり淫らになった蜜壺は犯されたいとじゅくじゅく訴えていて、自らも求める言葉を発しているのが現状だ。「……っあ♡、は……あぁ」奥まで貫かれると、足りない欠片が埋まったかのような充足感が包みこむ。「きも、ち、い……っ♡」何が異常だとか正しいとか、そういうことではない。今この瞬間の快楽を欲したのは自分なのだ。なら、それでいいじゃないか。「あ♡、あぁぁあっ♡、あっ♡」心も体もこんなにも満たされるのだから。
「これ、すきぃ……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、ディーナの本心から零れた言葉だった。
ディーナの身も心も堕ちたという確信は、昂りを締め上げる肢体が物語っていた。

「あっ、はぅ……っ、すき、……すきぃ……♡」朝も夜も問わず、寝食すらも忘れ、貪るように体を重ねる。「ね、もっとぉ……♡」蜜壺も後孔も既に限度を超えてごぽりと白濁液が溢れきっているが、ディーナは蕩けきった孔を手で見せつけるように拡げる。何度犯しても変わらず締め付ける孔へ、服従すべき主を刻み込ませるように挿れると、あっという間に達して意識を飛ばす。「はっ、あっ……ああぁあぁぁ♡」そうして今度は目覚めるまで犯し、再び気をやっても犯し続けた。
「あっ……ぅうん♡」達した余韻も抜けきらない中、ディーナは白濁液を零す二つの孔を指で広げる。疑似肉棒を慣れた手つきで前後に挿入すると、よく見えるよう足を広げた。「ぜんぶっ……入りました……♡」折角注いでもらったそれを零さないよう蓋をする、それが一日の終わり、牝からディーナに戻る儀式だ。「今日もディーナは犯されて幸せです♡だから明日も躾けてください……♡」そう言って胸に抱かれると、子宮がじゅんっと打ち震える。明日はどんな風に可愛がってもらえるのだろう、犯してもらう歓びに打ち震えながら、ディーナは目を閉じた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたディーナが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「あた、ってるぅ……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。
さあ今日も、ディーナと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2021/07/15

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

診断人数75.6
63
2,235
262
R18 R-18 エロ
4,096通り
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