淫蕩の日々

診断結果 誰にでも分け隔てなく接する肥前を独占したかった。どうやったら自分だけを見てくれるのか、そればかり考えていた。

昏い衝動は日に日に肥前を汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
唇を重ねてきたのは肥前からだった。「もっと早くこうすればよかった」吐息交じりに呟いた先は紡がせず、塞いで閉じた。肥前が望んでいる、その許しが自身を灼き、熱のままに肥前を貪る。首、胸、腰、下へと手が下がるほど肥前の吐息と熱もあがる。その全てを閉じ込めるように押し倒す。「まっ」そこから先は予想外とでも言いそうだったが、もう止められる段階ではない。肥前の唇を再び塞ぐと、全身で圧をかけて絡み合った。
解き放たれた欲望と衝動のままに、肥前を犯そう。隆起する肉棒を前に、肥前が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのは肥前なのだから。

「そこ、ちが……っ!」後ろから後孔をぐぷぐぷ犯されながら肥前が哀願する。尻肉の柔らかな感触を確かめながら抽挿を早めると嬌声があがり、肥前の蜜壺から溢れた液体が腿を伝った。「ぃゃ……あは、あっ、んっ……」押し寄せる未知の快楽を認識しないよう必死で腿をすり合わせる肥前の腰を掴むと、今度はゆっくりとした動きで最奥を目指して進駐する。「……っ、……!」声のない悲鳴を上げた肥前が、蜜壺より深く犯される快楽にゆっくりと呑まれていくのがわかった。
こうして肥前を朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

肥前が目覚めると、さも当たり前のように口移しで水を飲まされた。口移しをするくらいなのだから媚薬などではなくただの水なのだろうが、途中から舌を絡ませてくるので、その殆どは胸元へ零れ落ちた。「……もっと」わずかに残った雫を飲み込み、肥前は呟く。どうしてそう言ったのかはわからない。欲しかったのは水か、それとも。再び水と共に侵入してきた舌を受け入れながら、肥前は首に腕を回す。裸身を密着させるように押し付け、そうして何度も水をねだった。
それがこの日々の始まりだった。

宵も深まった頃、控えめにノックが響く。扉を開けると、頬を赤く染めた肥前が立っていた。「あの、今日も……」言い終わらない内に抱き寄せ、唇を交わす。道中、行為を思いながら発情していたのだろう、夜着越しに尖った乳首が胸板を擦った。「あんっ♡」荒々しく乳房を揉みながら、口を開かせる。舌を伝って流れ込む唾液を愛おしそうに飲み干す姿に、確かな調教の手ごたえを感じながら夜着を剥ぎ取った。期待に火照る体へ今晩はどんな快楽を刻んでやろうか。夜は始まったばかりだ。
「っは、あぁ……なか、いっぱい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。肥前が快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「んっ……、っ」往来の中へ肥前を連れ出すが、どうにも浮かない表情をしている。それも当然と言うべきか、外套の下には何も身に着けさせていない。「あっ、……ん」人を避ける体で腰を引き寄せ、自然な振る舞いで密着させる。布越しの刺激でも、調教で全身の感度が昂ぶっている肥前にとっては十分な刺激らしい。必死に声を堪えていたが、羞恥心も相まってそれすらも限界と路地裏へ引き込まれるのはすぐだった。「はっ…も、っ……」前を開けさせれば上気した肢体が表れ、溢れた蜜がだらだらと太ももを伝う。「いれ、て…♡」その言葉を合図にまるで獣のように貪りあった。

「……っ、そこ♡、じゅぷじゅぷって、あっ♡あっ♡」淫らな腰使いも、卑猥な言葉も少し前までは知らなかった。犯されることに悦びを感じ、それによって毎日が充実するとも思わなかった。十分満たされているはずなのに、何かが足りない。「あぁあ、イくぅ……」何が足りないのだろう。イけばさらに快楽を刻まれるし、触れられればどこも気持ちが良い。もうこれ以上望むものはないはずなのに。「はんっ、もっ、とぉ……♡」ああ、そうか。与えられるだけで満足してはいけない。自らも足りないものを埋めにいかなければならないのだ。それがわかれば、新たな快楽を求めてのめりこむのはあっという間だった。
「こんなの、しらなかった……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、肥前の本心から零れた言葉だった。
肥前が身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。

「んっ♡あぁ、ふっ、抜かっ、なぃ、でえ……♡」互いの舌を絡めながら、硬くなった乳首を胸板に押し付け肥前が懇願する。すっかり形を覚えた蜜壺も肉棒を離さないと締まり、雌としての喜びに目覚めた瞳が、快楽に溶けて潤んでいる。尖り切って腫れた乳首を摘まみ、ひくついている後孔のすぼまりに触れ、指を挿すとそれだけで達したらしく淫らな声をあげながらすがりついた。「っは♡すきぃ……♡」すっかり快楽に溶けた体を預けて、肥前は更なる悦をねだった。
「……っ♡、はっ、あぁ……♡」何度目かわからぬ精を受け止めながら、肥前は自身を貫いているものを下腹部越しに愛おしく抱き、中の怒張を確かめる。「ぁは、んぅ♡」乳首を指で嬲られ、舌が唇を割って入れば積極的に絡めて迎え、一つの快楽も逃さないと体を密着させる。交歓する唾液は甘く、乳首を胸板で擦ると快感が背筋を走る。収縮する子宮に呼応したように肉棒が一回り膨らんだことを感じとると、自然と腰が揺れた。「あぁぁ♡いぃ♡♡♡」この体は牝として悦ぶためにある。開発されきった体を突かれながら肥前は幸せそうに喘いだ。

朝。ベッドの上で組み敷かれた肥前が頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「めちゃくちゃにして……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、肥前と愛しく淫らな時間を過ごそう。


2023/05/06

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

診断人数75.9
65
2,244
263
R18 R-18 エロ
4,096通り
診断結果: 診断するたびに変化
名前診断
診断したい名前を入れて下さい

PICKUP診断 - 注目のNEW診断

HOT診断 - いま人気の診断

2024 診断メーカー All Rights Reserved.