淫蕩の日々

診断結果 誰にでも分け隔てなく接するを独占したかった。どうやったら自分だけを見てくれるのか、そればかり考えていた。

昏い衝動は日に日にを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
部屋に招き入れるなり、を壁に押し付ける。「っな、ん……っ!」の服をたくし上げると、美しい曲線を描いた乳房が露わになる。「……っ」外気に晒され尖り始めた頂は、視姦によってさらに硬さを増してゆく。「や、め……あっ、ぁあっ」艶やかな蕾に息を吹きかければ、が体を震わせる。羞恥に耐える姿に愛おしさを覚え、反応を覗いながら何度も嬲ってやると嬌声があがる。「やめ、っ……ぁ、ああんっ」先端を口に含み、輪郭をなぞるように舐め、最後に歯を立てると、その日一番甘い声が響いた。
解き放たれた欲望と衝動のままに、を犯そう。隆起する肉棒を前に、が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはなのだ。

「あまり、そこっ……だけ、ぁっ、ぁあん」対面座位で犯されながらのけ反るの乳首を口に含むと、弱々しい声が上がった。乳輪に沿って舐めたり、乱暴に吸い上げたりすると、感じていることを裏付けるように締め付けが加速する。しばらくそうして転がすように舌で遊んでいると、不意にの腕が伸び、胸に顔を押し付けた。乳首を口に含んで、頂を重点的に舌先でちろちろと刺激する。今までの反応からして、ここが弱いのは明白だ。「……噛ん、で……」消え入りそうな声が要求するので、望み通りに歯を立てると、嬌声と共にの中が一際大きく収縮した。
こうしてを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

が目を覚ます頃には、陽は高く昇りきっていた。軋む体を無理やり起こすと、太腿をどちらの孔から零れたのかもわからぬ白濁液が伝う。「あ、ふ……っ」その感覚すら感じている自分に動揺し、犯された証が色濃く残る全身を抱きしめる。嬲られすぎたことにより大事な何かが壊れてしまったのだろうか、今のを満たしていたのは、陵辱の屈辱ではなく、果てなき快楽で得た多幸感だった。
それがこの日々の始まりだった。

「はっ、あっ……」秘所を隠さない下着姿のが震える指で蜜壺を拡げ、腰を落とす。ゆっくりと肉棒を呑み込み、ぎこちなく腰を動かし始めたが、拙い上にじれったい。「……ん、は、あ、あぁ」動きを体に刻むため腰を掴んで引き下ろし、一気に最奥まで突き上げた。「ひぁっ、ぁ、んあ、あっ」快楽に蕩けた顔をしながらも、蜜壺は肉棒を締め付けて離さない。「お、くっ……もっ……いりぐっ、こすっれ、あっ……はっ、ん、ふっ」騎乗位を仕込むにはどちらも短気すぎる、嬌声をあげる肢体を突き上げればすぐに達した。
「っは、あぁ……これ、すきぃ……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。が快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「ぁっこれ、やっ……! きもちいいっの、と、まらなっ……ぁっ♡あふっ」嬲られ尽くし散々達した反動でぐたりと横たわるの舌、腋、乳首、臍、蜜壺、後孔といった性感帯を愛撫し、媚薬を塗布して更に快楽を刻み込む。「ぃや、おかしっなっ、あぁ、ぁあぁ、んぅ――」その状態で犯してやると、快楽が限界を超えたのか声にならない声をあげながらイき続け、最後には意識を飛ばす。それでも蜜壺は肉棒を離さないのは調教の成果と言っていいだろう。途切れることのない快感にが屈するのが先か、夜が明けるのが先か、今日はどちらだろうと思いながら腰を打ち付けた。

「やっ、はっ、あっ、あ♡、ああ」何か考えていた気がしたが、奥を抉る一突きですべてが霧散した。別に今に限ったことじゃない。いつだって、その熱く滾った肉棒に貫かれ、犯されるたびに頭の中が真っ白になってしまうのだから。「あ、あっ♡、ああ、ん」きもちいい、すき、やめないでほしい。「もっ……とぉ……」最後の一線で抗っても、結局快楽で塗り潰されてしまう。なら、最初から素直でいたならそこにはどんな世界が待っているのだろう。湧き上がる好奇心を止めることはできなかった。
「こんなの、しらなかった……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、の本心から零れた言葉だった。
の身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳が物語っていた。

音を立てながら口づけを繰り返し、唾液の糸を引かせたは妖艶に笑う。「……挿れて♡」そこにかつての恥じらいの色はない。いるのはただ欲望に忠実な牝だ。頭を撫でながら上に乗るように言うと、一息に腰を落とし「あっあっ♡ここ、ぃいのぉっ♡」自ら悦い場所へ宛がい、淫らに腰を振って快楽を貪っている。「ね……ちょうだい……」片方は花芯へ、片方は後孔へ。求められるまま指を突き立て、口づけを再開すると、すっかり肉の虜となったはさらに快楽を貪るため、腰を深く落とした。
「すきぃ♡んっ、ふぅ、すきなのぉ♡……ちゅ♡」激しい口づけを交わしながら、はうわ言のように好きと繰り返す。いつからだろう、ねっとりと嬲る舌も、悦いところを突き上げる肉棒も、全身を触れる全てが愛おしくなったのは。「あなたでみたされて、しあわせ……♡」返事の代わりにはさらに激しく犯される。「あっ♡はっ、ぁあん♡」堕ちきった体に、淫らで溶けるような快楽は麻薬のように染み込む。「すきっ♡だいすき♡」快楽に心も体も委ねると、後は嬌声だけが部屋に響いた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「よすぎ、る、よお……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、と愛しく淫らな時間を過ごそう。


2022/07/21

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

診断人数75.8
64
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