淫蕩の日々

診断結果 聡明かと思ったら、妙なところで子どもっぽさを覗かせる。大事に育てられてきたんだなというのがよくわかるからこそ、誰かに花を摘まれる前に自らの手で手折ろうと思った。

昏い衝動は日に日にを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
「だ、め……っ」声とは裏腹に、重ねて絡めた両手に抵抗はなかった。吐息が重なるほど顔を近づけると狼狽しながらも瞳を伏せる。確信をもって唇を重ねると、はあっさり中への侵入を許した。口内を嬲りながら、わざと厭らしい手付きで全身を撫であげる。「ぁ……っ、あっ? ……っ、ふ、ぁ」刻まれた快楽を喘ぐ唇は塞がれたまま、淫らな水音だけが耳朶を打つ。「あふっ、んん、ぁ、あぁ」敏感な部分に触れると、たまらず肌を上気させ、浅く熱い呼吸を繰り返すが、唇は離れない。加えて手の動きに合わせ体が淫らに揺れ動く。普段の姿からは考えられない乱れた姿は、何よりも蠱惑的で煽情的だった。
解き放たれた欲望と衝動のままに、を犯そう。隆起する肉棒を前に、が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはなのだ。

壁に手をつかせて立たせ、背後から胸を揉んでは乳首を勃たせて楽しむ。「ふっ、ん……」その下でぴったり閉じた太腿の付け根を、何度も肉棒が花芯を擦って弄んでいた。「……はっ、…ん、あっ」吐息は次第に甘く乱れだし、乳首は硬度を増し、肉棒の滑りも充分になった頃、蜜壺を一息に貫く。「あぁっ」不意の衝撃に崩れそうになるを抱けば、肉棒が奥を突く感覚があった。「……っ……!」声なき声と中の震え方が、が達したことを伝えていた。
こうしてを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

が目を覚ます頃には、陽は高く昇りきっていた。軋む体を無理やり起こすと、太腿をどちらの孔から零れたのかもわからぬ白濁液が伝う。「あ、ふ……っ」その感覚すら感じている自分に動揺し、犯された証が色濃く残る全身を抱きしめる。嬲られすぎたことにより大事な何かが壊れてしまったのだろうか、今のを満たしていたのは、陵辱の屈辱ではなく、果てなき快楽で得た多幸感だった。
それがこの日々の始まりだった。

「はっ、あっ……」秘所を隠さない下着姿のが震える指で蜜壺を拡げ、腰を落とす。ゆっくりと肉棒を呑み込み、ぎこちなく腰を動かし始めたが、拙い上にじれったい。「……ん、は、あ、あぁ」動きを体に刻むため腰を掴んで引き下ろし、一気に最奥まで突き上げた。「ひぁっ、ぁ、んあ、あっ」快楽に蕩けた顔をしながらも、蜜壺は肉棒を締め付けて離さない。「お、くっ……もっ……いりぐっ、こすっれ、あっ……はっ、ん、ふっ」騎乗位を仕込むにはどちらも短気すぎる、嬌声をあげる肢体を突き上げればすぐに達した。
「っは、あぁ……もっと、ほしい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。が快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「ぉねがっ……っ挿れ、てぇっ……」そう哀願するの声を無視して執拗に花芯と蜜壺の入り口を指で嬲る。「イき…た…」引っ張ったり突いたりこねくり回して快楽を与えるが、が達することは許さない。「……っ、は」熱を引かされた苦しみで喘ぐの痴態は艶めかしい。それを何度も繰り返し、最高潮に熱が高まったところでようやく肉棒を挿れてやる。「やっ、あっ、ふぁぁん♡」よがりながらイき狂う姿に、が快楽の虜となる日がそう遠くないことを確信した。

口腔内には唾液と白濁液が混じり、これ以上ないほど張った胸の先端はじくじくと甘い痛みを伴いながら上を向いて尖っている。体の最奥には先ほどから怒張した肉棒が何度も子宮を突き、その度に背筋を快感が走る。「あっ♡はぁ♡ぁあぁあぁぁ♡」少し前までこんなことは知らなかったし、自分がこんな風になることも知らなかった。戸惑いもあったが、最近はそんな自分を受け入れ始めてもいる。どうしようもなく牝としての本能が自身を支配し始めていることを認めざるを得なかった。
「またイっちゃう……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、の本心から零れた言葉だった。
の身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳が物語っていた。

音を立てながら口づけを繰り返し、唾液の糸を引かせたは妖艶に笑う。「……挿れて♡」そこにかつての恥じらいの色はない。いるのはただ欲望に忠実な牝だ。頭を撫でながら上に乗るように言うと、一息に腰を落とし「あっあっ♡ここ、ぃいのぉっ♡」自ら悦い場所へ宛がい、淫らに腰を振って快楽を貪っている。「ね……ちょうだい……」片方は花芯へ、片方は後孔へ。求められるまま指を突き立て、口づけを再開すると、すっかり肉の虜となったはさらに快楽を貪るため、腰を深く落とした。
「あっ、イく……♡♡♡」立ちながら突かれたは嬌声をあげながらあっという間に達する。肉棒をずるりと引き抜くと、砕けた腰を支えながら余韻に震えた。「……ぁっ、んっ……♡」最近のは感度もそうだが、感じる場所が変わったように思う。それは蜜壺に限った話ではなく胸などもそうで、原因はきっとこの膨れた腹なのだろう。「……あふっ、んん♡」張り出した乳首に歯を立て、花芯に手を添える。本人も予想外の快感にびくびくと感応し戸惑っているようだ。「いままで、こんな……あっ♡ゃあぁ♡」また開発できる。その喜びが凌辱をさらに加速させた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「こんなの、しらなかった……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、と愛しく淫らな時間を過ごそう。


2022/07/16

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

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