【R18】肝試しに行ってみた

診断結果  イリアは友人たちにそそのかされ、一人で夜の廃病院を訪れていた。

 最初に入ったのは白いカーテンの診察室だった。

 机の前に小さな椅子が二つ。壁際には診察台がある。誘われるように丸い椅子に腰を下ろしたイリアの目の前で、ゆらりゆらりと赤い光が左右に揺れる。それを無意識に目で追っていたイリアはふらりと立ち上がり、感情の抜け落ちた表情で自ら診察台に上がった。そして、スルスルと下着を脱ぎ捨て脚をM字に大きく広げて腰を浮かせた。「ここ…ここ、が、熱いです…とても…」そう呟き、誰もいない宙に向かってイリアは秘部を指で広げクチュクチュと自分で弄り始めた。
「は、ぁ…あつい、あついの…みて、もっと…よくみて…」
 診察をねだるように、イリアは誰もいない闇に向かって淫らに腰を揺らし続けた。

 ふらつきながらたどり着いたのはCT室だった。

 電気はもう通っていないはずなのに、何故か部屋の真ん中でCTの機械が低く唸りをあげている。その唸りを聞いているうちに、イリアの思考が霞みがかっていく。フラフラと機械に近づき自らベッドに横になると、見計らったように機械が動き始めた。いつの間にか体も固定され、丸い穴に頭が入っていく。円の中を動く赤い光をぼんやりと眺めていたイリアは、突然びくりと体を震わせた。
 誰にも触られず何もされていないにも関わらず、体の内側から絶頂に近い感覚が湧き上がってくる。堪えきれず嬌声を上げ腰を跳ねさせたイリアだが、快感は治まる気配を見せない。それどころか連続絶頂を繰り返し、打ち上げられた魚のようにビクビクと体が跳ねる。拘束されていなければベッドから落ちていたところだ。
「あ、いや、もう、やめて、これいじょう、は、イク、イクの、や、ぁ…あぁぁ!!」動かせない体を脳から機械に犯され、涙と涎でぐちゃぐちゃになりながらイリアはヨガリ叫び続けた。

 気が付くと、イリアは院長室の床に倒れていた。

 広く大きな窓の前にある重厚なテーブル。その向こうにテーブルに相応しい立派な椅子がある。その椅子が誰もいないはずなのにユラユラと揺れている。怖々と近づくと誰かにフゥと煙を吹き付けられる。それを吸い込んでしまった途端、イリアは虚ろな表情になり、スルスルと服を脱ぎ始めた。全裸になり、そこに座る見えない何かにしなだれかかる。腕を宙に回し、舌を突き出し深く口づけを交わしているように何もない場所で瞳を閉じた。
「ごしゅじん、さま…」トロけた表情で涎を垂らしながらイリアは椅子に跨り腰を落としていく。まるで誰かがそこにいて、対面座位になるかのように。ギシギシと音を鳴らす椅子は、何故かイリアの腰の動きよりも重く大きく揺れている。
「あ、はぁ、ん、すてき、ですっ、ごしゅしんさま、ぁ、もっと、いっぱい、だいてくださいぃ…」何もない空間に抱きつき、腰を振り続けるイリアは完全に正気を手放してしまったようだ。
 朝日が昇りきってもなお、絶頂に啼くイリアの声は止むことがなかった。


2023/04/10

肝と書いてエロと読む。安易な肝試しはやめておいた方が身のためです。
何が出てくるか分かりませんからね。
かなり長文、ホラー要素強め。
ホラー、幽霊、人間、触手、等々。訪れる場所によっていろいろ出てきます。
@UsUddCu4qpAUcbH
イオ@UsUddCu4qpAUcbH

診断人数25.6
81
788
70
R18 エロ
9,737.1通り
診断結果: 診断するたびに変化
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