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悪魔に見初められた名無しのTは、ロウソクの灯が揺れる古城の一室に拉致されてしまった。

そこで名無しのTは三日三晩に渡り悪魔に犯され続けた。

一日目は逃げようとしたところを捕まり、下僕達の目の前で何度もイカされ、二日目は得体のしれない飲み物を飲まされて朦朧としているところにバイブを渡されて自分で自分を犯すよう強要され、三日目は感度を10倍にされた上で触手部屋に放り込まれた。

この三日間、意識を失くしても強制的に覚醒させられ、眠ることすら許されなかったのに四日目は違った。

気を失った後に目覚めるとそこは自分の部屋で、名無しのTはようやく帰れたのだと安堵した。やっと日常生活に戻れる。そう思って過ごしていた数日後。

気が付くと名無しのTは満員電車の中で知らない誰かの肉棒を扱いていた。慌てて手を引っ込めようとするが、男がそれを許さず、逆に上から手を重ねられて一緒に動かされてしまう。一瞬低い呻き声が聞こえたかと思うと、手のひらの中にドロリとした生温かい感触が広がった。そのことに名無しのTは小さく悲鳴を上げる。男は名無しのTのスカートを捲り上げると、手の中の粘液を湿った股間に塗り付けてくる。未だ硬いままの肉棒を押しつけられて名無しのTは嫌がる素振りを見せるが逃げられるはずもない。体を持ち上げられて下から突き上げられるうちに周りの乗客たちからも肉棒を向けられ、混乱した頭で名無しのTは喘ぎ続けた。

『いい夢は見られたか?』

―と、悪魔の声が聞こえると共に周りの景色が変わっていく。そこは名無しのTが捕らわれているあの部屋で、家に帰れたと思ったのは悪魔が見せた幻覚だった。

絶望の表情を浮かべる名無しのTを嘲笑い、悪魔は紫色の煙を吹き付けた。その煙に飲み込まれた途端、名無しのTの頭の中にも靄が掛かり思考が停止する。フラフラと自ら悪魔に近づいた名無しのTは、瞳を閉じて長い舌が見え隠れする口に唇を重ねた。腕を回し、胸を押しつけて深く何度も舌を絡める様子は、まるで悪魔のことを愛おしく思っているかのようだ。心のどこかでは駄目だと分かっているのに、考えがまとまらず欲望が抑えきれない。促されるままにどす黒い肉棒に跨り、淫らに腰を振り続ける。

壊れたように喘ぎ続ける名無しのTの右眼には、赤い淫紋が淡く浮かび上がっていた。
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