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誰にでも分け隔てなく接する宏斗を独占したかった。どうやったら自分だけを見てくれるのか、そればかり考えていた。
昏い衝動は日に日に宏斗を汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
ソファで眠っている宏斗に覆い被さる。「……んっ」眠りから目覚めた時にはどう動いても逃げられる隙はないほど、両者の体は密着していた。「ゃ、んっ、んんん」頭を抱えながら唇を塞ぐ。淫らな水音と荒々しい吐息、衣擦れだけが長く長く部屋を支配する。「はっ、ぁっ……」長い糸を引きながら唇が離れると、宏斗は全身から力を抜いており、衣服に手をかけても抵抗する様は見せず、代わりに甘い息を漏らすのだった。
解き放たれた欲望と衝動のままに、宏斗を犯そう。隆起する肉棒を前に、宏斗が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのは宏斗なのだから。
「そこ、ちが……っ!」後ろから後孔をぐぷぐぷ犯されながら宏斗が哀願する。尻肉の柔らかな感触を確かめながら抽挿を早めると嬌声があがり、宏斗の蜜壺から溢れた液体が腿を伝った。「ぃゃ……あは、あっ、んっ……」押し寄せる未知の快楽を認識しないよう必死で腿をすり合わせる宏斗の腰を掴むと、今度はゆっくりとした動きで最奥を目指して進駐する。「……っ、……!」声のない悲鳴を上げた宏斗が、蜜壺より深く犯される快楽にゆっくりと呑まれていくのがわかった。
こうして宏斗を朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。
「はっ、あっ、んんん」腰を動かすタイミングと呼吸のリズムをいつの間にか合わせている。意図したわけではないが、そうした方が体の負担は減る。その内に快楽が体を蝕み、宏斗も行為に夢中になっていたと言ってもいい。「――」ふとしたタイミングで両者の動きが止まる。見つめ合った刹那、貪るように唇が重なった。舌を絡めながら緩やかに動きを再開する。夜は長く、昼も同じだ。陽の明るさは既に関係なく、どれだけ互いを貪れるかが焦点になっていた。
それがこの日々の始まりだった。
手を重ねるとどちらともなく唇が重なり合うが、深い繋がりを求めて先に舌を絡ませたのは宏斗だった。これまでの行為で覚えた作法を披露するとばかりに、柔らかな舌を巧みに動かし、わざと卑猥な音を出す。そうして長く交わった唇が糸を引いて離れると、宏斗はいじらしく瞳を伏せた。それが新たな劣情を誘っていることに気付きもしていないので、押し倒して乱暴に犯す。「ぁっ♡、んん」少女のように恥じらい、娼婦のように悦ぶ。稀有な二面性をどう開発していこうか考えながら、何度も腰を打ち付けた。
「っは、あぁ……なか、いっぱい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。宏斗が快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。
これだけ長いこと犯していればふとした瞬間に糸が切れることがある。静寂に満ちる呼吸音は事態の輪郭を一層浮き彫りにさせるのだ。「ゃらあ♡」繋がったまま宏斗が締め上げた。「もっと、あぅ♡はぁああ、んん♡」現実への回帰を断ったのは宏斗だった。開発されきった肢体が声が、意識も塗り潰されることを望んでいる。そんな声をあげさせてしまった、自責の念で宏斗を犯し抜く。嬌声は形を失い雌の声に変わり、果てた。
「やっ、はっ、あっ、あ♡、ああ」何か考えていた気がしたが、奥を抉る一突きですべてが霧散した。別に今に限ったことじゃない。いつだって、その熱く滾った肉棒に貫かれ、犯されるたびに頭の中が真っ白になってしまうのだから。「あ、あっ♡、ああ、ん」きもちいい、すき、やめないでほしい。「もっ……とぉ……」最後の一線で抗っても、結局快楽で塗り潰されてしまう。なら、最初から素直でいたならそこにはどんな世界が待っているのだろう。湧き上がる好奇心を止めることはできなかった。
「こんなの、しらなかった……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、宏斗の本心から零れた言葉だった。
宏斗が身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。
仰向けにした宏斗の両脚を抱えて、押し潰すように抽挿を繰り返す。「こ、れ、すきぃ♡もっ、と、突い…てぇ♡♡♡」更なる結合を求める蜜壺が粘っこい音をあげながら締まり吐精を促すので、何度放ったかわからぬそれを奥へ注ぐ。痙攣しながらイった宏斗は腰に足を絡め、それでも肉棒が抜けることを許さない。「ぐちゃぐちゃにしてぇ……♡」蠢く蜜壺はさらに精を欲しがり、収縮を繰り返す。宏斗の心身はすっかり肉に従順だ。主として応えるために、その日もぐちゃぐちゃに抱き潰した。
ごぷごぷと粘着性の高い音が蜜壺と後孔から漏れている。太腿を伝って垂れる白濁液をそのままに宏斗は張り出した腹部に手を添えた。最近では乳房も重くなりはじめ、いよいよ体の変化を感じる。「ぁぁっ♡」背後から覆い被され、そのまま挿入されると宏斗は無抵抗に受け入れた。刻み込まれた快楽によって腰は勝手に動き、喘ぎ声があがり、頭の中は真っ白になる。そうした結果が今だ。「……んふっ♡♡♡」精を受け止めながら同時に達すると、宏斗は淫靡に笑う。こうなっても尚、浮かぶのは犯されたいという欲だった。
朝。ベッドの上で組み敷かれた宏斗が頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「イくのとまらない……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、宏斗と愛しく淫らな時間を過ごそう。
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昏い衝動は日に日に宏斗を汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
ソファで眠っている宏斗に覆い被さる。「……んっ」眠りから目覚めた時にはどう動いても逃げられる隙はないほど、両者の体は密着していた。「ゃ、んっ、んんん」頭を抱えながら唇を塞ぐ。淫らな水音と荒々しい吐息、衣擦れだけが長く長く部屋を支配する。「はっ、ぁっ……」長い糸を引きながら唇が離れると、宏斗は全身から力を抜いており、衣服に手をかけても抵抗する様は見せず、代わりに甘い息を漏らすのだった。
解き放たれた欲望と衝動のままに、宏斗を犯そう。隆起する肉棒を前に、宏斗が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのは宏斗なのだから。
「そこ、ちが……っ!」後ろから後孔をぐぷぐぷ犯されながら宏斗が哀願する。尻肉の柔らかな感触を確かめながら抽挿を早めると嬌声があがり、宏斗の蜜壺から溢れた液体が腿を伝った。「ぃゃ……あは、あっ、んっ……」押し寄せる未知の快楽を認識しないよう必死で腿をすり合わせる宏斗の腰を掴むと、今度はゆっくりとした動きで最奥を目指して進駐する。「……っ、……!」声のない悲鳴を上げた宏斗が、蜜壺より深く犯される快楽にゆっくりと呑まれていくのがわかった。
こうして宏斗を朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。
「はっ、あっ、んんん」腰を動かすタイミングと呼吸のリズムをいつの間にか合わせている。意図したわけではないが、そうした方が体の負担は減る。その内に快楽が体を蝕み、宏斗も行為に夢中になっていたと言ってもいい。「――」ふとしたタイミングで両者の動きが止まる。見つめ合った刹那、貪るように唇が重なった。舌を絡めながら緩やかに動きを再開する。夜は長く、昼も同じだ。陽の明るさは既に関係なく、どれだけ互いを貪れるかが焦点になっていた。
それがこの日々の始まりだった。
手を重ねるとどちらともなく唇が重なり合うが、深い繋がりを求めて先に舌を絡ませたのは宏斗だった。これまでの行為で覚えた作法を披露するとばかりに、柔らかな舌を巧みに動かし、わざと卑猥な音を出す。そうして長く交わった唇が糸を引いて離れると、宏斗はいじらしく瞳を伏せた。それが新たな劣情を誘っていることに気付きもしていないので、押し倒して乱暴に犯す。「ぁっ♡、んん」少女のように恥じらい、娼婦のように悦ぶ。稀有な二面性をどう開発していこうか考えながら、何度も腰を打ち付けた。
「っは、あぁ……なか、いっぱい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。宏斗が快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。
これだけ長いこと犯していればふとした瞬間に糸が切れることがある。静寂に満ちる呼吸音は事態の輪郭を一層浮き彫りにさせるのだ。「ゃらあ♡」繋がったまま宏斗が締め上げた。「もっと、あぅ♡はぁああ、んん♡」現実への回帰を断ったのは宏斗だった。開発されきった肢体が声が、意識も塗り潰されることを望んでいる。そんな声をあげさせてしまった、自責の念で宏斗を犯し抜く。嬌声は形を失い雌の声に変わり、果てた。
「やっ、はっ、あっ、あ♡、ああ」何か考えていた気がしたが、奥を抉る一突きですべてが霧散した。別に今に限ったことじゃない。いつだって、その熱く滾った肉棒に貫かれ、犯されるたびに頭の中が真っ白になってしまうのだから。「あ、あっ♡、ああ、ん」きもちいい、すき、やめないでほしい。「もっ……とぉ……」最後の一線で抗っても、結局快楽で塗り潰されてしまう。なら、最初から素直でいたならそこにはどんな世界が待っているのだろう。湧き上がる好奇心を止めることはできなかった。
「こんなの、しらなかった……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、宏斗の本心から零れた言葉だった。
宏斗が身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。
仰向けにした宏斗の両脚を抱えて、押し潰すように抽挿を繰り返す。「こ、れ、すきぃ♡もっ、と、突い…てぇ♡♡♡」更なる結合を求める蜜壺が粘っこい音をあげながら締まり吐精を促すので、何度放ったかわからぬそれを奥へ注ぐ。痙攣しながらイった宏斗は腰に足を絡め、それでも肉棒が抜けることを許さない。「ぐちゃぐちゃにしてぇ……♡」蠢く蜜壺はさらに精を欲しがり、収縮を繰り返す。宏斗の心身はすっかり肉に従順だ。主として応えるために、その日もぐちゃぐちゃに抱き潰した。
ごぷごぷと粘着性の高い音が蜜壺と後孔から漏れている。太腿を伝って垂れる白濁液をそのままに宏斗は張り出した腹部に手を添えた。最近では乳房も重くなりはじめ、いよいよ体の変化を感じる。「ぁぁっ♡」背後から覆い被され、そのまま挿入されると宏斗は無抵抗に受け入れた。刻み込まれた快楽によって腰は勝手に動き、喘ぎ声があがり、頭の中は真っ白になる。そうした結果が今だ。「……んふっ♡♡♡」精を受け止めながら同時に達すると、宏斗は淫靡に笑う。こうなっても尚、浮かぶのは犯されたいという欲だった。
朝。ベッドの上で組み敷かれた宏斗が頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「イくのとまらない……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、宏斗と愛しく淫らな時間を過ごそう。