淫蕩の日々

診断結果 誰よりも近くにいるようで、遠い。ランセリィと一緒にいると様々な感情に心がかき乱される。それが歪んだものだと気付くのにそう時間はかからなかった。自分はそう、無垢に笑うランセリィの顔を歪ませたいのだ。

昏い衝動は日に日にランセリィを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
遊びの一つと嘘をつき、ランセリィを椅子に座らせ目を瞑らせる。おかげで体を拘束するのは容易かった。服を脱がしにかかる頃、ランセリィは異変にようやく気付いたが、もう遅い。「っ、やめ……っ」あっという間に下着姿にし、均整のとれた全身を舐め回すように視姦する。羞恥で赤みがさした肌が艶めかしさを際立たせ、震えながらも気丈な態度を崩さないのがいじらしい。「……っ」いつまで強がっていられるだろうか。これからのことを想像してぞくぞく逸る心を鎮めながら下着を剥ぎ取った。
解き放たれた欲望と衝動のままに、ランセリィを犯そう。隆起する肉棒を前に、ランセリィが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはランセリィなのだ。

秘所が露わになるよう、ランセリィに尻を高く突き上げさせる。「いゃぁ……っ」言葉とは裏腹に、そこは快楽を受け入れる準備はできたとばかりに濡れていた。「あぅ、あっ、っ、んんぅ」獣のように圧し掛かって犯すと、床とこすれた乳首が尖り、律動によって更に硬さを増してゆく。「ぁっ……むねっ……おく、も、いいっ……ぁん」抵抗していたのが嘘のように、犯してからのランセリィは従順だった。逃げるどころか律動に合わせて動く腰を掴み、叩きつけるように欲望を放つ。白濁液を呑み込んだ蜜壺は、更にそれを求めるようにひくついていた。
こうしてランセリィを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

ランセリィは心地よい熱を感じて目を覚ます。「っ、っ!?」それが腕の中だと気付くと、咄嗟に体を離そうとするが、疲れ切った体にそんな力は残っていなかった。「ぁんっ」さらに挿さったままだった肉棒に突き上げられ、唇を塞がれる。舌を弄ばれると、先ほどまでの快感を思い出し全身から力が抜けた。どうやっても敵わない、そう認識してしまうと犯されているというのに身を委ねてしまいそうになる。「ん、ふ……っ」だが、こうして何度もイかされたのはまぎれもない事実だ。甘美な誘惑に抗いきれず、ランセリィは嬲られることを受け入れた。
それがこの日々の始まりだった。

雑踏を歩きながら、ランセリィが抱き着いた腕に力をこめ、声を出すのを耐えていた。「……っ」ランセリィの外套のポケットに手を入れ、歩くタイミングに合わせて自然に指を動かし、内袋越しに秘部への刺激を与えていたのだが、薄布越しでも濡れているのは十分にわかっていた。それで満足できる体ではなくなっていることも。「……はっ♡」限界に達したと判断し、ランセリィを人気のない場所へ誘う。「ここ、で……?」言葉でこそ抵抗を示すが、快楽が勝っていることは体が表している。「あっ、んん……!」野外の行為で教えることはまだまだ多い。
「っは、あぁ……ぎゅっとして……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、拒絶の色はどこにもない。ランセリィが快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「この動きなら気付かれないよ♡」出先でさりげなく体の刺激を求めたランセリィが囁いた。「あの影はどう?」外出は犯される場所の想定と選定だ。服の下ではじゅくじゅくに濡れた熱が行場を失っているのがわかっている。人気のない場所に連れ込み、貪るように口づけを交わす。「……や、っと……♡」準備なしで出来上がっているこの肢体が答えだ。「あ♡あ、あ♡」熱を鎮めるためいつもより激しく犯す。調教を加速させすぎる問題が出た形だが、ランセリィはこの状況をもう嫌がってはいない。なら、更に加速させるしか答えはなかった。

時折重なる吐息が、触れる肌の感覚が、交わる熱の昂ぶりが、ゆっくりと心を侵しているのに気付いたのはいつだったか。それを感じられるから体を重ね、感じ続けたいから重ね続けた。溺れるように混ざり合い、いつしかそれが当たり前になって、もう離れられない。でもこれでいいのだと思う。こうすることでしか伝え合えなかったのだから。「あん♡」だから、溺れきってしまえばいい。沈んでしまえば誰にも気付かれない。
「あた、ってるぅ……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、ランセリィの本心から零れた言葉だった。
ランセリィが身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。

「ここ、在る…の……♡」腹を擦るランセリィの手は優しい。今日は朝からずっと互いを貪り合い、昼を過ぎて夕刻に近くなった頃、不意にランセリィが言ったのだった。現にそこは肉棒が挿さり続け、絶えず精を注ぎ続けている。「ずっと、感じてたい」言い終わらないうちに律動で塗り潰す。言葉にせずとも何度でもわからせたつもりだったが改めて刻もう。ランセリィの肉の主は誰かを。ランセリィの体もまた応えるようにガクガクと震えて果てた。
「すきぃ♡んっ、ふぅ、すきなのぉ♡……ちゅ♡」激しい口づけを交わしながら、ランセリィはうわ言のように好きと繰り返す。いつからだろう、ねっとりと嬲る舌も、悦いところを突き上げる肉棒も、全身を触れる全てが愛おしくなったのは。「あなたでみたされて、しあわせ……♡」返事の代わりにランセリィはさらに激しく犯される。「あっ♡はっ、ぁあん♡」堕ちきった体に、淫らで溶けるような快楽は麻薬のように染み込む。「すきっ♡だいすき♡」快楽に心も体も委ねると、後は嬌声だけが部屋に響いた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたランセリィが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「あふれちゃうよぉ……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、ランセリィと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2023/09/08

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

診断人数75.5
62
2,233
262
R18 R-18 エロ
4,096通り
診断結果: 診断するたびに変化
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