淫蕩の日々

診断結果 きっかけは些細な嗜虐心だった。人を疑うことを知らないランセリィが、こういった事態に対してどういう姿を見せるのか興味がある、それだけだった。

昏い衝動は日に日にランセリィを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
部屋の扉をしめるなりランセリィの体を抱きしめた。柔らかい肌を嬲る手の動きで、異変を感じたランセリィは抵抗するが、強引にその体を堪能する。「はっ……あっ……」乳房と尻を中心に、全身を愛撫していけば吐息が乱れだし、抵抗も弱まっていく。試しに口づけを落とせばあっさり受け入れられた。糸を引きながら唇を追う目線は、こちらを非難するどころかまんざらでもなさそうだ。「んっ……ふぅっ」再び乳房と尻を揉みしだくと、ランセリィの呼吸は確かな熱を持って激しく乱れた。
解き放たれた欲望と衝動のままに、ランセリィを犯そう。隆起する肉棒を前に、ランセリィが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはランセリィなのだから。

壁に手をつけさせ、下から深く突き上げる。「ぉく、あたっ……ぁ……っん」悲鳴にも似た嬌声を律動で押しつぶすが、手で花芯をつまみあげるとさらに大きい嬌声がうまれた。「はっ……ぅ…」腰が砕け、まともに立っていられないランセリィの蜜壺は自重でぬぷぬぷと沈み、さらに奥深く肉棒を咥え込んでいく。「やっ、深いぃ……ぁっ、ぁ」力が抜ければ抜ける程沈んでいくことはわかっているが快楽の波が止まらない。不意に腰を支えていた手が、ランセリィの後孔に触れる。二つの孔を同時に走る快感に溶かされた体は最奥まで肉棒を導くように咥え込んだ。
こうしてランセリィを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

尻を高く突き出すと、白濁液に濡れた二つの孔が露わになる。「……っは、くっ……」自らの指でそれを掻き出す恥辱に、ランセリィは歯を食いしばった。どれだけ精を放たれたのか、かき出してもかき出しても溢れてくるそれに、気が狂いそうになる。「みな、いで……っ」加えて、それを視姦されていることがランセリィの羞恥心に拍車をかけていた。ここまで犯したのは誰――「あんっ」かき出し途中の孔に再び肉棒が挿入され、中をぐちゃくちゃに乱される。すべて台無しだと抗議する前に出た声色は、自覚しているのかいないのか悦びで満ち、腰は艶やかに肉棒を誘うのだった。
それがこの日々の始まりだった。

宵も深まった頃、控えめにノックが響く。扉を開けると、頬を赤く染めたランセリィが立っていた。「あの、今日も……」言い終わらない内に抱き寄せ、唇を交わす。道中、行為を思いながら発情していたのだろう、夜着越しに尖った乳首が胸板を擦った。「あんっ♡」荒々しく乳房を揉みながら、口を開かせる。舌を伝って流れ込む唾液を愛おしそうに飲み干す姿に、確かな調教の手ごたえを感じながら夜着を剥ぎ取った。期待に火照る体へ今晩はどんな快楽を刻んでやろうか。夜は始まったばかりだ。
「っは、あぁ……おかしくなっちゃう……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。ランセリィが快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「ゆっくり、ぬぷぬぷって、……あっ、おっきく、なっ……」鏡の前でどのように自分が犯されているのか言葉で説明させることを毎夜繰り返す。はじめは小さな声だったが、快楽を刻むごとに語彙が増え、喘ぎ声も肥大し、恥じらいはすっかり消えたようだ。「ぉく、っ……せーし、びゅくびゅくって……突いてぇ……っ」最近は自ら求めることにも抵抗がなくなった様子で腰を動かしている。「そこ、ぐりぃって……あぁぁ、イぃのぉ♡」性に素直になったランセリィは美しい。もっと開花させた先が知りたかった。

「好き」そう呟いた瞬間、心なしか中を抉る硬さが増した気がした。「好きっ、好きぃ♡」連呼すると、その日はかつてなく抱き潰された。それ以来ずっと連呼している。自分を満たすこの行為を、満たしてくれるこの人を、まるで暗示のように。でも、呟くたびに自身の胸が満たされているのもまた事実なのだ。「好きなのっ♡」それは溺れている自身をごまかすための方便だったのかもしれない。だが、嘘で言っている訳でもない言葉だった。
「イくのとまらない……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、ランセリィの本心から零れた言葉だった。
ランセリィが身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。

「んっ♡あぁ、ふっ、抜かっ、なぃ、でえ……♡」互いの舌を絡めながら、硬くなった乳首を胸板に押し付けランセリィが懇願する。すっかり形を覚えた蜜壺も肉棒を離さないと締まり、雌としての喜びに目覚めた瞳が、快楽に溶けて潤んでいる。尖り切って腫れた乳首を摘まみ、ひくついている後孔のすぼまりに触れ、指を挿すとそれだけで達したらしく淫らな声をあげながらすがりついた。「っは♡すきぃ……♡」すっかり快楽に溶けた体を預けて、ランセリィは更なる悦をねだった。
ベッドに横たわり、互いの指を絡め、体を密着させる。互いの体温を感じながら、キスをするこの瞬間は何よりも愛おしい。「……っふ♡っん♡」舌を受け入れ、積極的に貪り始めれば、再開の合図だ。「っはぁ……ひぁっ!? ぁっ♡あぁあ♡♡♡」余韻に浸らぬ内に覆い被され、一息に貫かれると、快楽がランセリィを穿ち、危うく意識を飛ばしそうになる。「ぁひっ、ひと、つきで♡イっ♡あっ♡ぃい♡♡♡」貫かれるどころか触られたところから快楽が伝わり、充足感が心を満たす。心身ともに快感と充足感に包まれると、ランセリィは恍惚の表情で意識を手放した。

朝。ベッドの上で組み敷かれたランセリィが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「なか、で、びゅくびゅくって……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、ランセリィと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2023/02/13

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

診断人数75.6
62
2,234
262
R18 R-18 エロ
4,096通り
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