淫蕩の日々

診断結果 誰よりも近くにいるようで、遠い。ランセリィと一緒にいると様々な感情にかき乱される。今も気付かず、無垢に笑うランセリィの顔を歪ませたい、と思った。

昏い衝動は日に日にランセリィを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
強引にベッドへ押し倒し、服の上からでもわかる美しい体の輪郭を、ランセリィが自覚するよう両手でなぞる。「なに……? あっ、んっ」首、肩、背、胸、腰、腿……全身を嬲る手からランセリィが逃れようとすれば、唇でねじ伏せた。「ぁはっ……んんっ」顎を掴んで口を開かせ、わざと音を立てながら口腔内を蹂躙すると、奥に隠れた舌を厭らしく絡めとる。「……っは……」唾液が伝いながら漏れ出たのは、か細いながらも十分に熱をもった吐息だった。
解き放たれた欲望と衝動のままに、ランセリィを犯そう。隆起する肉棒を前に、ランセリィが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはランセリィなのだから。

背面座位でランセリィを犯しながら、体の向きを変える。「あ、ぁっ、ぃゃああぁ」壁に立てかけた鏡に、痴態を余すことなく映し出されたランセリィが悲鳴のような嬌声をあげた。肉棒を根元まで呑み込んだ蜜壺からは愛液が溢れ、乳首は硬く尖りきり、顔は快楽に喘いで上気している。到底犯されているとは言えない姿を曝す。「ゃあっ……あぁっ、や」その証拠に声でこそ抵抗しているが、中は肉棒を一段と強く締め付ける。己の痴態に欲情しているのかと聞けば、答える代わりに中が締まって応えた。
こうしてランセリィを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

ベッドに体を横たえたランセリィは激しい疲労感に包まれながら瞼を閉じる。あれだけ滅茶苦茶に犯しておいて、監禁するでなく口止めをされることもなかった。まるでランセリィが口外しないことを解っているかのようだ。「……っ、ふ……」だが、そうなのかもしれない。脳裏には犯された情景がありありと蘇るのだが、それに続くのは嫌悪ではなく、どうしようもない悦楽だった。加えて思い出しているだけなのにも関わらずランセリィの呼吸は乱れ、乳首は尖り、下腹部が疼いている。犯されたのに喜んでいる、その事実に気付くのに、そう時間はかからなかった。
それがこの日々の始まりだった。

「ん、ふっ……んっ」乳首や秘部を露出した下着と呼ぶには余りに卑猥な布をまとったランセリィとキスを繰り返す。剥き出しの局部が肌と擦れるたび、ランセリィが体を震わせるがあえて何もしない。「も、っと……」甘い愛撫だけでは足りないと焦れたランセリィが舌を絡め体を密着させるので、膝の上に座らせようやく肌に触れる。「……っ、ぁんっ」剥き出しの乳首に息を吹きかけ、飴を転がすように口に含み、淫らな音を立てながら頂に歯を立てる。一方で、反対の頂は厭らしく指で摘み、時に弾くと、それでも物足りなさにランセリィが腰を浮かした。「挿れ、っ……あ、ぁぁっ」我慢ができない体には肉棒がてきめんに効く。
「っは、あぁ……そこ、よすぎる……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。ランセリィが快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

外から賑やかな喧騒が聞こえる部屋、人気のない路地裏、打ち捨てられた建物の影、町はずれの死角……昼夜も場所も問わず、暇を見つけてはランセリィを犯す。「んっ……ふ、ぁ、ぁぁ、っぅ、あぅっ」声量の調節や着衣での行為が上達すればするほど、ランセリィの日常は肉棒で支配されてゆく。「ここなら、誰も……来ないからっ……ん、あぁっ♡」先ほどまで平然と歩いていたのに、今は熱を帯びた体を早く犯してほしいとせがみながら、服をたくしあげて秘部を晒している。肥大する肉欲に抗え切れずランセリィから求め出すのに、そう時間はかからなかった。

気付けば行為のことを考えている。あれだけ犯されているのに、まだ足りない。もっと欲しいとすら思う己がいる。いつからこんな浅ましい女になってしまったのだろう。ううん、こんなことを考える時間があるなら肉棒に貫かれるため行動しなければいけない。欲望に素直になった結果がそれなら仕方ない。だって快楽に身を委ね、喘いでいる瞬間はあんなにも気持ち良いのだから。「……起きてる?」この扉が開いたら、ぐじゅぐじゅに濡れたはしたない秘所を犯してもらえる。今はもうそのことしか考えられず、返事を待たずに扉を開けた。
「まだ、たりない……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、ランセリィの本心から零れた言葉だった。
ランセリィが身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。

背面座位で貫かれたままランセリィが下腹部に手を添える。「ここずっと、きもちい、んっ」続く言葉は激しい口づけによって封じた。「んっ♡ふぁっ♡あっ♡」荒々しい動きに合わせてランセリィの腰も搾り取ろうと淫らに動く。「好きっ♡おくっ♡♡出してっ♡」言葉通りに奥で吐精すると、よりかかったランセリィが再び腹をなぞった。「こんないっぱい……できちゃ…んっ、ん――♡」唇も淫らな孔も塞ぎ、注がれた腹が膨らむのはすぐだ。
「すきぃ♡んっ、ふぅ、すきなのぉ♡……ちゅ♡」激しい口づけを交わしながら、ランセリィはうわ言のように好きと繰り返す。いつからだろう、ねっとりと嬲る舌も、悦いところを突き上げる肉棒も、全身を触れる全てが愛おしくなったのは。「あなたでみたされて、しあわせ……♡」返事の代わりにランセリィはさらに激しく犯される。「あっ♡はっ、ぁあん♡」堕ちきった体に、淫らで溶けるような快楽は麻薬のように染み込む。「すきっ♡だいすき♡」快楽に心も体も委ねると、後は嬌声だけが部屋に響いた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたランセリィが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「もぉ、むりぃ……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、ランセリィと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2023/03/28

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

診断人数75.6
62
2,234
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R18 R-18 エロ
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