【R18】肝試しに行ってみた

診断結果  は友人たちにそそのかされ、一人で夜の廃校を訪れていた。

 最初に入ったのは生徒指導室だった。

 狭い部屋の中に、一つの机を挟んで二つの椅子が置かれている。他に特別変わった物があるわけでもない。
 楓がすぐに部屋を出ようとしたところ、突然の怒鳴り声に引き留められた。『逃げる気か!』姿の見えない声の主はずいぶんと怒っているようだ。震えながら楓は首を振るが、話を聞く気はないらしい。無理矢理腕を引っ張られ机に手をつかされた。『しつけが必要だな』そう聞こえた途端、バチンと何かにお尻を叩かれ楓が小さく悲鳴をあげる。痛みからではない。それ以上の快感が駆け抜けたことに驚いたのだ。バチン、バチンと叩かれるたび、ビクビクと楓の体が跳ねる。
「ごめんなさい、ごめんなさい…楓は、わるいこ、です…だから、もっと…もっとぉ!」と叫びながら楓は喘ぎ続けた。

 ふらつきながらたどり着いたのは3-1と書かれた教室だった。

 懐かしさを覚える机がたくさん並んでいる。恐る恐る足を踏み入れていくと、自分の足音がやけに耳につく。教室の中ほどまで来た時、後ろから「おい」と声をかけられた。思わず振り返ってしまった楓だが、自分以外の誰かがいるはずがない。逃げる間もなく机の上に押し倒され、見えない誰かが上から圧し掛かってくる。下着をずらされ、硬いモノを押し当てられた楓は声の限りに叫ぶが暗闇が全てを飲み込んでしまう。腰を固定され、何度も突き上げられるうちに頭の中は恐怖よりも快感に塗り替えられていく。気が付けば見えない誰かにしがみつき、自分から腰を振って嬌声を上げ続けていた。

 気が付くと、は化学実験室に倒れていた。

 実験器具が残る長いテーブルと薬品棚。楓はその中に淡く光る青い試験管を見つけた。興味本位で手に取ってみると、長い年月放置されていたにも関わらずちゃぷんと中の液体が揺れる。思わず鼻を近づけた瞬間、強烈な甘い匂いが立ち昇ってきた。それに驚き手を放してしまった試験管は床で割れ、辺りはさらに強い匂いに包まれてしまった。クラリと楓の視界が揺れる。それがこの匂いのせいだというのは想像に難くない。急いで離れようとする楓だったが、すでに遅かったようだ。膝から力が抜け、その場に倒れこんでしまった。さらに再び湧き上がってくる情欲の熱。
「ぁ、だめ…これ以上、は、っ」ビクビクと震える体を抱え、楓は必死に理性をかき集めた。これ以上快楽を求めてしまうともう戻れない。そう自分を懸命に律する楓を嘲笑うように、どこからともなく現れた黒い人影が圧し掛かってくる。硬い肉棒で入り口を擦り、楓の言葉を待っている。言ってはいけない。イケナイと分かっているのに。
「イキたい、イキたい、の。イカせて、おねがい…」
 大きく脚を広げ、楓はホロリと涙を零した。


2023/11/01

肝と書いてエロと読む。安易な肝試しはやめておいた方が身のためです。
何が出てくるか分かりませんからね。
かなり長文、ホラー要素強め。
ホラー、幽霊、人間、触手、等々。訪れる場所によっていろいろ出てきます。
@UsUddCu4qpAUcbH
イオ@UsUddCu4qpAUcbH

診断人数25.6
81
788
70
R18 エロ
9,737.1通り
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