【R18】肝試しに行ってみた

診断結果  は友人たちにそそのかされ、一人で夜の廃ホテルを訪れていた。

 最初に入ったのは507号室だった。

 かなりお高い部屋なのか、室内は広く寝室とリビングが分かれている。リビングの端には細長い姿見があり、楓は吸い寄せられるようにそれに近づいた。前に立つと鏡面に映るのは自分の姿…ではなく、見知らぬ顔の男。悲鳴をあげる間もなく、鏡の中から伸びてきた男の手に引っ張られ楓の上半身が鏡面に飲み込まれてしまった。かろうじて下半身は部屋に残っているようだが、楓の視界は真っ暗で何も見えない。掴まるものもなく不安定なとろこに、いきなり口の中に硬いモノをねじ込まれ楓は呻き声をあげる。さらには部屋に残っている下半身側にも誰かいるようだ。つま先立ちになっている腰を掴まれ、こちらにも硬く太いモノが挿入され全身が揺さぶられ始めた。何が起こっているかも理解できないまま、抵抗できない体を好き放題に犯される楓は暗闇の中でヨガリ続けた。

 ふらつきながらたどり着いたのは貸衣裳部屋だった。

 ドレスやスーツなどがあったのだろう。今はガランとした棚にハンガーだけがぽつぽつと残っている。部屋の奥には大きな姿見があり、楓はそちらに足を進めた。暗闇の中に立つ自分の姿が映る。ふいに鏡面が揺れ、鏡の中の自分がにやりと笑った。驚き逃げようとしたが、体は何故か動かない。それどころか赤く目を光らせる鏡の中の自分から目を逸らせないでいる。次第にぼうっとしてきた頭で、楓はフラフラと鏡に近づいた。鏡の縁からニュルリと触手が顔を出したことに楓は気付かない。
「きもちよく…なりたい…」そう言いながら服を脱いでいく楓の肌に触手が絡みついていく。鏡の中の自分と手を合わせ、目を閉じて深く舌を絡ませ合う楓のナカに触手が入り込み浅いところをザラリと擦った。
「ん、あ…すき、すき…」胸の先を鏡面に擦り付けながら腰を揺らす楓は、幻想の中で抱かれ続ける。

 気が付くと、は暗い廊下に倒れていた。

 何故こんな所にいるのかも分からないが、ひとまず出口に戻ろうと歩き始めた時、突然横にあったドアが開き、部屋の中に引きずり込まれた。悲鳴をあげて暴れるも、相手の力の方が断然強く、ベッドに押し倒されて両手をまとめて押さえつけられてしまう。脚をばたつかせて抵抗を試みるが、無理矢理体を割り入れられ片脚の上に乗られて動きを封じられてしまった。体重をかけて押さえつけてくる男の荒い息が耳元にかかる。
「いや!いや…っ!やめて!いやぁ!」抵抗する楓の声を無視し、自分の硬くなったモノを押し当て男は荒々しく腰を振り出した。こちらの体を労わる気もない激しい行為に、楓の脳が揺られ視界が歪んで意識が薄れる。押さえつけていた手を解放されても反抗する力も出ず、なすすべもないままナカに出されてしまった。男は楓が放心しているのをいいことに、そのまま今度は両足を抱えピッタリと体を密着させ、ドロドロになった蜜壺の最奥まで届くよう突き上げてくる。
「うそ…うそ…こんな…こんな、こと…」虚空を見つめたまま涙を流す楓が正気を失い、男の肉便器に落ちるまで、そう時間はかからなかった。


2023/11/02

肝と書いてエロと読む。安易な肝試しはやめておいた方が身のためです。
何が出てくるか分かりませんからね。
かなり長文、ホラー要素強め。
ホラー、幽霊、人間、触手、等々。訪れる場所によっていろいろ出てきます。
@UsUddCu4qpAUcbH
イオ@UsUddCu4qpAUcbH

診断人数25.6
81
788
70
R18 エロ
9,737.1通り
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