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[穢れに捕らわれた聖女3END]
【■階】
待ち構えていたのは穢れを纏う魔物たちだった。
獰猛な唸り声が響く、空気の澱んだ空間に臆することなく裸足の足は進んで行く。自分の意志ではない。意志などもはや存在せず、勝手に動く体に意識が乗っているだけ。

狼や熊に似た魔物が二足歩行で近づいてきて、肌に爪を立て分厚い舌でしゃぶりついてくる。纏っている穢れが喉を通って体内へと滑り落ちていく。息苦しさに視界が歪む。
辛く、屈辱的な行為なはずなのに…体は悦びにビクビク震え、股の間から流れ出る生温かい液体が太ももを伝って床を濡らした。

「はひゃく…おかひて、きもちひいの、もっとちょうらい…」

この言葉さえ、自分のものかも分からない。
ただ、それを合図に「元」聖女の体は魔物たちの中に沈み、あとは粘着質な音だけが鳴り続けていた。
shindanmaker.com/1198407
紗羅に襲い掛かったのは、蔦のように絡み合う緑色の触手だった。

身ぐるみを剥がされた紗羅の胸を、股座を、触手が思い思いに貪っている。
「んあ……あ、う、やめ、……ッ」
細かな突起が生えている触手は、紗羅の秘裂にその先端を埋め、抽挿を繰り返していた。四肢を拘束された紗羅にそれを止めるすべはなく、ただ弱々しい喘ぎを漏らすことしかできない。
「ひっ……いっ、あ……はぁぁ!」
充血したGスポットをずりずり擦られ、紗羅の足が思わず跳ねる。
無理矢理暴いた弱点を、触手は更に激しく責め立てた。
紗羅の中を責める器官に、ぼこり、音を立てて吸盤が生じる。酷くなる圧迫感に気付く間もない。吸盤は赤く熟れたGスポットにぢゅうっと吸い付いて、紗羅の腹に快楽を叩き込む。
「んぁ……!そこ、は、っああああ!!」
接吻と言うには乱暴で淫猥なその責め苦に、紗羅は思わず嬌声を上げた。

触手は何度も形を変えながら、うなだれ震える紗羅の腹中を蹂躙する。媚毒を粘膜に塗りたくり、新たな器官を紗羅の膣に挿し込んでいく。
触手の産卵管であろうか。管の一部は透けていて、中には小さな卵が無数に寄り集まった卵塊が連なっているのが見て取れた。
「ゃあ、ぁ……ぬいて、ぇ、っ……!」
懇願は虚しく空に響いた。紗羅は必死で触手から逃れようとするが、その四肢は暴れる程により深く絡め取られていく。絶好の苗床を逃そうなどとは、触手は考えていないようだった。
触手の意志を示すように、産卵管の根元が瘤状に大きく膨らみ、紗羅の膣から抜けないように固定される。一方で管の先端は、何かを探るように、紗羅の中を激しく蠢いている。
「は、はぁっ……ひ、ぎっ……あ……ッ――!」
どちゅっ、と紗羅の腹の奥で水音が鳴った。嬌声はたちまち悲鳴へ変わり、思考が激痛で焼け落ちる。遂に産卵管の先が、紗羅の胎内に侵入してきたのだった。火花を散らす脳裏に、子宮口を貫く管が膨らんでいく感覚だけが刻まれた。
いよいよ触手の卵が、紗羅の子宮に入れられていく。
「う゛、あー……だ、だめ……やめてぇ……!」
紗羅は苦痛と恐怖で髪を振り乱し、かすれた声で叫んだ。しかしどれだけ喚いても、植え付けは止まらない。卵と共に媚毒粘液を流し込まれた途端、融ける程の腹の熱に悶え狂う。無理矢理綻ばされた紗羅の子宮は、魔物の揺り籠としての役を拒めない。他の触手に敏感な突起を扱かれ、膣の収縮で自ら卵を搾り上げてしまう。
「ぐぅ、う、ぇっ……ぁ、あ゛~~――っ……」
ひときわ大きな卵をぐぽん、と胎内に押し込まれ、紗羅の身体がかくがく震える。おぞましい手段で絶頂を強制され、紗羅の中で、何かがぷつんと切れた。
身体から力が抜ける。強張っていた脚は二度、三度痙攣したのを最後にだらりと力を喪い、その肌を失禁した尿が伝う。
最早、ここで助かったとしても無事ではいられまい。"何か"が己の胎で脈打つのを感じながら、紗羅は絶望の中、気を失った。


腹に強烈な快感が迸り、紗羅は飛び起きた。しかし草臥れた身体は起き上がる事叶わず、地面の上を無様にのたうつ。
辺りには何もいない。自分は解放されている。それは分かったが、ではこの感覚の正体は? 動揺と共に紗羅は膨らんだ己の腹に触れる。混乱に陥る紗羅の胎の中でぷち、と何かが小さく弾けた。
「――ぁあっ、くぅ、うあぁっ?!」
手放した苗床に『役目』を果たさせるための、触手の戦略。本物の卵と共に、媚毒を含んだ偽卵をいくつか植え付け、時がくれば弾けるようにと。先よりも強力な催淫成分が、紗羅の胎内を侵していく。それだけでなく、陣痛促進剤も兼ねているらしい。下腹がかっと熱くなり、子宮はどくどくと脈打ち始めた。
「ひぁっ、は、かはっ……っぐ、んあぁぁ!」
紗羅は地面に爪を立て、髪を振り乱す。熱さと痛みで、腹が焼け落ちそうにさえ感じる。微かに響く衝撃と継ぎ足される媚毒によって、偽卵が破裂する度に身体をのけぞらせ絶頂を迎えた。地獄の連鎖の中で視界に火花が散り、秘裂から噴き出す潮と愛液と粘液が、地面をべっとりと汚していった。
偽卵の最後の一つが破裂すると、粘液のこびりついた紗羅の足がぴくんと跳ねる。『前準備』の段階だというのに、紗羅は既に息も絶え絶えであった。腹の中を掻き乱す痛みが一層強くなり、いよいよ時が来る。
「っは……あっ、い、っあ、やぁ……っ」
紗羅の胎内から、小さな卵が無数に寄り集まった卵塊が一つ、ごぷっと音をたてて飛び出した。その感覚にぴくぴくと身体が跳ね、またも高みへ昇り詰めた。最初の一つに続き、次々と子宮の収縮によって、卵が胎内から産み落とされていく。
「ぅあ゛っ、あっ、あ゛ー――……」
植え付けの時に押し込まれた大きな卵に子宮口を押し拡げられ、紗羅は尋常でない悦楽に嗚咽を漏らす。それをピークに、少しずつ喘ぐ声が弱くなっていく。己が感じているのが痛みなのか快感なのか、自分自身にも分からなかった。
紗羅が小さく喘いで身震いすると、最後の卵が膣口から転げ落ちる。
紗羅の、触手の仮腹としての役目がようやく終わった。脳を蕩かす快楽の余韻に身を委ねながら、紗羅は再び意識を失った。
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沙奈に襲い掛かったのは、淫猥に脈打つ桃色の触手だった。

強引に開かされた沙奈の足の間で、媚毒を滴らせた触手が蠢いている。
「んあ……あ、う、やめ、……ッ」
歪で太い雁首を持った触手は、沙奈の秘裂にその先端を埋め、抽挿を繰り返していた。四肢を拘束された沙奈にそれを止めるすべはなく、ただ弱々しい喘ぎを漏らすことしかできない。
「ひっ……いっ、あ……はぁぁ!」
秘裂の上部、ぴんと膨れた陰核を剥かれ、沙奈の足が思わず跳ねる。
無理矢理暴いた弱点を、触手は更に激しく責め立てた。
沙奈の中を責める器官に、じりっと電流が走り出す。あっと思った時には遅く、陰核にまで、ぱちぱちと。
「はひっ、はっ……、っ、きゃうぅっ!?」
快楽神経を電気刺激でもみくちゃにされ、沙奈は思わず嬌声を上げた。

触手は何度も形を変えながら、うなだれ震える沙奈の腹中を蹂躙する。媚毒を粘膜に塗りたくり、新たな器官を沙奈の膣に挿し込んでいく。
触手の産卵管であろうか。管の一部は透けていて、中には鳥のそれに似た茶色い卵が連なっているのが見て取れた。
「く……ぬい、て……っう、あっ、あー……!」
懇願は虚しく空に響いた。沙奈は必死で触手から逃れようとするが、その四肢は暴れる程により深く絡め取られていく。絶好の苗床を逃そうなどとは、触手は考えていないようだった。
触手の意志を示すように、産卵管の根元が瘤状に大きく膨らみ、沙奈の膣から抜けないように固定される。一方で管の先端は、何かを探るように、沙奈の中を激しく蠢いている。
「んぁ――あ、がっ、あああぁぁ!?」
どんっ、と強い衝撃と共に、灼熱の痛みが下腹を貫いた。嬌声はたちまち悲鳴へ変わり、思考が激痛で焼け落ちる。遂に産卵管の先が、沙奈の胎内に侵入してきたのだった。火花を散らす脳裏に、子宮口を貫く管が膨らんでいく感覚だけが刻まれた。
いよいよ触手の卵が、沙奈の子宮に入れられていく。
「ゃ、あ、あ゛ーっ……やめて、やめ、えっ……!」
沙奈は苦痛と恐怖で髪を振り乱し、かすれた声で叫んだ。しかしどれだけ喚いても、植え付けは止まらない。卵と共に媚毒粘液を流し込まれた途端、融ける程の腹の熱に悶え狂う。粘液は子宮を柔らかく解し、より多くの卵を抱けるように変えていく。触手の卵が胎内を隙間なく満たし、沙奈の子宮を少しずつ広げていった。
「ひっ、ひ、ッ……、……あ゛ぅっ、う……」
ひときわ大きな卵をぐぽん、と胎内に押し込まれ、沙奈の身体がかくがく震える。おぞましい手段で絶頂を強制され、沙奈の中で、何かがぷつんと切れた。
身体から力が抜ける。強張っていた脚は二度、三度痙攣したのを最後にだらりと力を喪い、その肌を失禁した尿が伝う。
最早、ここで助かったとしても無事ではいられまい。"何か"が己の胎で脈打つのを感じながら、沙奈は絶望の中、気を失った。


腹の中で何かが動く感覚がして、沙奈はのそりと瞼を開けた。――胎動だ。
認めがたいそれに肌が粟立つ。卵の植え付けを繰り返すこと数十回、触手は遂に自らの子種で沙奈を孕ませたのだった。
膨らんだ腹を、触手がねっとりと撫でさする。伴侶と仔を慈しんでいるのか、それとも苗床に催促をしているのか。
「ん……ふ、ぁっ……」
秘裂の上部にそそり立つ陰核も、すっかり皮を剥かれて、肉粒の生えた触手にこりこりと撫で回されていた。
魔物の仔を孕まされた絶望が、抗い逃げる為の精神力を沙奈から削り取る。きっと、腹の仔を産んだら、自分は終わってしまう。そんな確信めいたものを、沙奈は感じていた。
「ッ、うー……ん、あぅ、っあ、ひんっ!」
何度目かの絶頂に潮を吹き散らす。だが股座から溢れ出る体液は、いつもに比べてやけに多かった。状況が飲み込めぬ中、首筋に微かな痛みが走る。何かを注入されたようだ。
今まで以上にしっかりと脚を開かされ、ついに時が来たのを悟る。何度も繰り返されたから分かる。これは、『分娩』の準備だ。
注入されたものの効果か、陣痛の波が押し寄せてきた。破水に伴って腹の仔も活発に動き始める。
「ひっ――やだぁ、やだよぉ……たすけて……」
全身から汗が吹き出す。食いしばった歯の根は、恐怖で噛み合わなかった。
現実のすべてを拒絶しながら、痛みと絶望に泣き叫ぶこと数時間。ようやく、ずるり、と腹の中から何かが降りてくる感覚がした。
「い、ぎっ……ぐ……ッ――!」
拡張されていた沙奈の膣は、あっさりと異形の新生児を通した。過敏になった膣壁を擦られて、沙奈の身体ががくんと跳ねた。
頭が真っ白になる中、それが視界に入ったのは幸か不幸か。生まれ落ちた仔は人と触手の混ぜもののようであった。『我が子』の歪な姿に、沙奈の精神は遂に打ち砕かれる。正真正銘異形の母にされた沙奈は、もう二度と、人の言葉を喋ることは無かった。
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