【R18】肝試しに行ってみた

診断結果  小笠原瑠香は友人たちにそそのかされ、一人で夜の廃病院を訪れていた。

 最初に入ったのは霊安室だった。

 線香の煙なのだろうか。室内は白く煙っていて、部屋の中央にある台の上に誰かが横たわっている。恐る恐る覗き込んでみると、何故か全裸のその男性は、怪我などもなく安らかな表情で眠っているだけのように見える。ただ一つ、おかしなことに雄の象徴であるモノが大きく膨らみ腹につくほどそそり立っている。それを目にした途端、小笠原瑠香の喉がコクリと鳴る。半ば無意識に下着を脱ぎ捨て台に上がった小笠原瑠香は、あろうことか男に跨り、硬くなった肉棒をナカに埋め腰を振り始めた。非常識で不謹慎なことをしている自覚はある。けれども体の奥から湧き上がってくる欲求が抑えきれない。
 夢中になって快楽に耽っている小笠原瑠香は、閉じていたはずの男の目がじっとこちらを見つめていることに気付いていなかった。

 ふらつきながらたどり着いたのは内視鏡室だった。

 部屋の中央にある診察台の横に、複数のモニターとケーブルが並んでいる。何気なく診察台に近づこうとしたところ、何かに躓きよろけてしまった。倒れる、と覚悟した痛みはやってこない。顔を上げて見ると、周囲にあったケーブルが四肢に絡みついていて、そのまま体を宙に持ち上げられてしまった。悲鳴をあげ逃げようともがくが、無数に伸びてきたケーブルはスルスルと服の中に潜り込み、肌の上を這いまわる。股の間をヌルヌルと前後に擦られるたび、吐息に孕む熱が上がっていく。巻き付いてきたケーブルが胸を揉みしだき、乳首がぐりぐりと押しつぶされる。
 細いケーブルに下からグチュグチュと突き上げられ、いつの間にか小笠原瑠香は診察台の上でヨガリ乱れていた。

 気が付くと、小笠原瑠香は屋上に倒れていた。

 真っ暗な闇の中、今は何も掛かっていないたくさんの物干しざおと、小さな花壇の前に少しのベンチが並ぶ。小笠原瑠香は誘われるように背の高い金網のフェンスに近づくと下を覗き込んだ。広がっているのは深い闇だけで、他に何も見えない。ぼんやりとそれを眺めていると、突然誰かが小笠原瑠香の手を押さえ後ろから体を密着させてきた。そして硬いモノをお尻にあて、ゆるゆると誘惑してくる。頭ではだめだと分かっているのに、何故か体がいうことをきかない。自ら下着をおろし、金網を掴んで後ろにお尻を突き出した。ズブズブと太いモノがナカに埋まっていく感覚に、小笠原瑠香がほうと息を吐く。ただただ、気持ちがいい。
「ん、ぁ、あぁ、ン、んんっ」背中を抱きしめられ、奥を突かれるたびに心と体が満たされていく。後ろにいる誰かに合わせ、小笠原瑠香も腰を揺らし始めるとすぐに快感は絶頂近くにまで押し上げられた。「あ、だめ、も…っ、もう、ぃ…っ」最高の絶頂まで我慢しようと小笠原瑠香は金網を握りしめるが、そっとその手を上から包み込まれ全身から力が抜けていく。そこをトドメとばかりに最奥を突かれ、堪えきれない快感に意識が飲み込まれる。
「っあ、あ、いく…イク、イッちゃ、…っ、逝く、ぅぅう!」その瞬間、ガシャンと大きな音を立て、小笠原瑠香が固く掴んでいた金網が外れ―――


2023/06/02

肝と書いてエロと読む。安易な肝試しはやめておいた方が身のためです。
何が出てくるか分かりませんからね。
かなり長文、ホラー要素強め。
ホラー、幽霊、人間、触手、等々。訪れる場所によっていろいろ出てきます。
@UsUddCu4qpAUcbH
イオ@UsUddCu4qpAUcbH

診断人数25.6
81
789
70
R18 エロ
9,737.1通り
診断結果: 診断するたびに変化
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