【R18】肝試しに行ってみた

診断結果  佳男は友人たちにそそのかされ、一人で夜の廃遊園地を訪れていた。

 最初に入ったのは観覧車だった。

 目の前をゆっくりと通り過ぎるカラフルなゴンドラのひとつに一人で乗り込もうとした佳男だったが、直前に誰かに背中を押されて一緒に乗り込まれてしまう。知らない男は血走った目で佳男に襲い掛かり、あっという間に服を剥ぎ取るとそそり立つ肉棒を乱暴に挿入してきた。男の膝に乗せられ、荒々しく突き上げられて佳男は苦し気に喘ぐが、こんな空中で助けが来るはずもない。地上に戻るまでの我慢だと思っていたが、ゴンドラが最高地点に到達したところで観覧車が止まってしまう。機械不良で緊急メンテナンスになったらしい。運転が再開し、地上に戻った頃には佳男の体は白濁まみれになっていた。

 ふらつきながらたどり着いたのは陽気な音楽の流れるコーヒーカップだった。

 佳男がそのうちの一つに座ると、自動的にベルトで体が固定されてしまった。床が動き始めると同時にカップ自体も回り始める。回転が速くなっていくにつれ、BGMが大きくなっていく。それは直接佳男の耳に響き始め、頭の中で不協和音を奏で脳を揺らす。まるで催眠術でも掛けられたようだ。「あ…あえ…?きもち、いぃ、の…にゃん、でぇ…」ハンドルにしがみつき、カクカクと腰を揺らす佳男の下着はすでにぐちゃぐちゃになっている。触られてもいないのに快感は急激に高められていき、歪んだBGMがフィニッシュを迎えると同時に佳男も絶頂した。

 気が付くと、佳男は巨大迷路の中で倒れていた。視界は高い壁に遮られ、どちらが出口かも分からない。

 壁に手をつきながら前に進んでいくと、突き当りに人影が見えた。一縷の望みをかけて駆け寄った佳男の希望はあっけなく砕け散る。近づいた途端、その人影は佳男の背中を壁に押し付け無理矢理硬いモノを挿入してきた。乱暴に揺さぶられ、ガクガクと頭を振る佳男のナカに澱んだ欲望を吐き出した影は、そのまま煙のように消えてしまった。余韻の残る体を引きずりながら佳男はそれでも出口を目指す。進むとまた違う人影が現れた。近寄ると今度は後ろにいた一人に羽交い絞めにされ、脚を持ち上げられて正面から犯された。そしてまた満足したら消えていく。何度もそんなことを繰り返し、フラフラと彷徨いながら出口を探す佳男は、いつしか人影を見つけるたびに嬉しそうに縋りつくようになってしまった。
「出して…ココから…だして…。ココ、に…だしてぇ」無数の黒い人影が闇の中で笑っていた。


2023/04/02

肝と書いてエロと読む。安易な肝試しはやめておいた方が身のためです。
何が出てくるか分かりませんからね。
かなり長文、ホラー要素強め。
ホラー、幽霊、人間、触手、等々。訪れる場所によっていろいろ出てきます。
@UsUddCu4qpAUcbH
イオ@UsUddCu4qpAUcbH

診断人数25.6
81
789
70
R18 エロ
9,737.1通り
診断結果: 診断するたびに変化
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