【R18】肝試しに行ってみた

診断結果  佳男は友人たちにそそのかされ、一人で夜の廃ホテルを訪れていた。

 最初に入ったのは最上階の部屋だった。

 リビングと寝室が分かれている広い室内には、埃の被ったシャンデリアがまだ残されている。真っ暗な室内に足を踏み入れていくと、突然誰かに腕を掴まれた。そのまま強く引き寄せられ、ずらされた下着の間から立ったままいきなり硬いモノを押し入れられる。突然の挿入と律動に驚くが、すぐに体は反応を示しクチュクチュと肌がこすれ合う音が大きくなっていく。しかしそれは長く続かず、佳男はすぐに解放された。突き飛ばされるように体が離れ、助かったと思ったのもつかの間、今度は倒れこんだところを襲われガツガツと突き上げられる。さっきのモノより太く、別のモノなのだろうと予想ができる。ただそれもすぐに離れていく。しばらく間を置き、今度は細いが長いモノが後ろから入ってくる。入れ替わり立ち代わり、どれも佳男の熱を煽るだけ煽って離れていく。くすぶる熱を持て余した佳男は、いつの間にか自分を犯してくれる肉棒を求め、闇の中を彷徨い歩いていた。

 ふらつきながらたどり着いたのは507号室だった。

 かなりお高い部屋なのか、室内は広く寝室とリビングが分かれている。リビングの端には細長い姿見があり、佳男は吸い寄せられるようにそれに近づいた。前に立つと鏡面に映るのは自分の姿…ではなく、見知らぬ顔の男。悲鳴をあげる間もなく、鏡の中から伸びてきた男の手に引っ張られ佳男の上半身が鏡面に飲み込まれてしまった。かろうじて下半身は部屋に残っているようだが、佳男の視界は真っ暗で何も見えない。掴まるものもなく不安定なとろこに、いきなり口の中に硬いモノをねじ込まれ佳男は呻き声をあげる。さらには部屋に残っている下半身側にも誰かいるようだ。つま先立ちになっている腰を掴まれ、こちらにも硬く太いモノが挿入され全身が揺さぶられ始めた。何が起こっているかも理解できないまま、抵抗できない体を好き放題に犯される佳男は暗闇の中でヨガリ続けた。

 気が付くと、佳男は最上階にあるかつてのスイートルームで倒れていた。

 大きなベッドに横たわっている体を、誰かが丁寧にもみほぐしてくれている。ちょうどいい力具合で、手つきからもこちらへの気遣いが窺える。それは心地よく、疲れた体も心までも解されていくようだ。
 腕を揉んでいた手は徐々に胸へと移り、やわやわと愛撫を始める。同時に、別の手が腰からお尻にかけて念入りに撫で上げてくる。さらにマッサージをする手は増え、脚の付け根をギリギリ掠めるように内腿を揉んだり、脇を撫でたり。いつの間にか足の指をしゃぶる誰かも現れ、指の間を丹念に舐められるたびゾクゾクと背中が震える。
「ぁ…あ、ナカ…ナカ、も、ほしい…」ポツリと呟いた佳男に応えるように、誰かの舌がワレメをなぞり、尖った舌先がぬるりとナカに入り込んでくる。あくまでも丁寧に、優しく。まるで宝物のように大切に扱われ、極上の甘い快感に、逆に佳男の理性はゆっくりドロリと溶けていく。「すてき…もっと、もっと、シて…。ぶっとくて、かたいの…ナカ…いっぱいに…ちょうらい…」誰もいない部屋の中で、恍惚の表情を浮かべた佳男はずっと暗闇に向かって囁き続けた。


2023/08/23

肝と書いてエロと読む。安易な肝試しはやめておいた方が身のためです。
何が出てくるか分かりませんからね。
かなり長文、ホラー要素強め。
ホラー、幽霊、人間、触手、等々。訪れる場所によっていろいろ出てきます。
@UsUddCu4qpAUcbH
イオ@UsUddCu4qpAUcbH

診断人数25.6
81
788
70
R18 エロ
9,737.1通り
診断結果: 診断するたびに変化
名前診断
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