楓が目を覚ますと、そこは見渡す限りの白で作られた殺風景な部屋でした。
 両手には枷が嵌められていて、自由を奪われています。病院の患者が着ているような淡いグリーンの病衣を纏っており、下着はいつの間に脱がされてしまったのか、着用していないようです。乳首の先端が布に擦れ、甘い快楽が楓をふわふわとした気持ちにさせます。
 体感で数分程経った頃、白衣を着た男が数名、カルテの様なものとペンを手に部屋へ入ってきました。彼らは徐ろに注射器を取り出すと、それを楓の、布に擦れて敏感になっている乳首へ無遠慮に突き刺しました。刹那の痛みは脳にペンキで塗りたくられたような果ての無い快楽に塗り潰され、楓は絶え間なく襲い来る快感の波にただ身を任せることしか出来ません。愛液の水溜まりに横たわる楓を見て、男達は満足気にペンを走らせていました。

 しかし楓は決して諦めません。一瞬の油断を付いて拘束を解くと、追っ手に追いつかれてしまわぬ様に懸命に足を動かし前へ進みます。楓は囚われの窮地を脱したのです。
 楓の目前に希望の光が見えました。

 光を抜けた先に、一台の車が止まっていました。楓が藁にもすがる思いで近寄ると、楓の酷い格好に驚いた運転手が、運転席のドアを開けて降りてきました。
 楓は何があったのか、自分が何をされたのかを話し、助けを求めます。男は同情の色が伺える視線で楓の事を見ると頷き、車に乗せてくれると言いました。
 助手席に座る楓に、男は暫くの間休むように言います。暫く警戒していた楓も、緊張の糸を張り続けて疲れていた事もあり、その言葉に甘える事にしました。
 男の視線が、自分の躯を舐め回すような物へ変わった事にも気付かずに──。

 楓は、朝日のような白い光が瞼を透かす感覚に目を覚まします。しかし、そこに映っていたのは清々しい太陽の光ではなく、手術台に付いているような乱暴な照明の光でした。
 楓は訳が分からず辺りを見回します。そして、自分の置かれている状況を理解するのでした。
 両手首は大きく開いた状態で磔られ、足や腰を持ち上げられたままM字に開かされて拘束されています。自由を奪われた楓は、露わになっている双丘も、遮る物が何も無い大切な秘部も隠す事が出来ず、羞恥心から目を瞑ってしまいます。ギシギシと軋む音以外何も聞こえてこない空間で、楓はただ、自身の痴態に頬を染める事しか出来ませんでした。
 不意に、頭上からスピーカーを通した声が聴こえてきます。声は、何かを指示しているみたいです。そしてそれは、凌辱の合図でもありました。
 破られた静寂は二度と戻ることはありません。続けて機械の駆動音が鳴り響き、楓の首筋に注射針から得体の知れない薬品を投与します。初めは何をされたのか理解出来なかった楓も、次第に湧き上がる性欲への渇望から、それが媚薬に近いものだと察することが出来ました。
 荒い呼吸を繰り返し、胸を上下させて息をする楓のその乳房に、堪えきれず甘い蜜をだらしなく垂れ流すその花弁に、まるで虫が一斉に群がるように機械が張り付き、愛撫を始めます。楓の口から滴る涎と、愛らしい嬌声が途絶える事はありませんでした。
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 目を覚ますと楓は一糸纏わぬ姿で見知らぬ場所に居ました。
 視界に映るのは鉄格子。その奥から下卑た視線が楓の艶やかな肢体を値踏みしています。どうやら楓は奴隷商人に囚われ、性奴隷としてオークションにかけられているようです。
 躯には無遠慮に巻き付く赤い縄。股間には瘤の付いた縄がかけられ、僅かな身動ぎ一つさえ快感が迸ります。楓はそんな秘部を手で隠す事も叶わず、羞恥に頬を紅潮させ、ただ、この妖しい空気に触れる乳首と陰核をふるふると震わせて、紙に滲むインクのようにじわじわと躯を犯す快感に身を委ねる事しか出来ません。
 ふいに、鉄格子の向こう側から棒きれが入ってきました。それは、火照り、焦らされ、風が吹くだけで崩れてしまう砂糖で出来た山のように繊細な楓のその先端を優しく弾き、忽ちの内に楓は、脳天を貫く絶頂に襲われてしまったのでした。

 しかし楓は決して諦めません。一瞬の油断を付いて拘束を解くと、追っ手に追いつかれてしまわぬ様に懸命に足を動かし前へ進みます。楓は囚われの窮地を脱したのです。
 楓の目前に希望の光が見えました。

 楓は息を切らしながら走ります。満身創痍の中、身を隠すのにちょうど良さそうな物陰を見つけました。呼吸を整えて、火照ってしまった躯を休めます。
 少し間隔をあけて、足音が聞こえてきました。間違いなく、楓の事を再び捕らえるために探しているのでしょう。気配は初め、楓の隠れている物陰の近くを彷徨い、一度引き返していきました。安堵のため息が漏れ、楓は胸を撫で下ろします。しかし再び足音が聞こえ、楓は恐怖に震えながら息を必死に飲み込みました。
 やがて足音は去っていきます。束の間の休息は、楓の眠気を誘うのに十分すぎる安寧でした。

 楓は目を覚まします。同じ体勢で眠り続けていたからでしょうか、躯が痛くて身動ぎをしようとしました。……できませんでした。
 慌てた拍子にバランスが崩れ、楓は倒れ込んでしまいます。躯を起こすために両手を動かそうとしました。できませんでした。
 声を上げる事も立ち上がる事も、躯を自由に動かそうとする何もかもができません。瞼を開けているのに視界は黒い布に覆われたままです。
 楓は、視界を目隠しによって覆われています。楓は、口に布を噛まされ、更にそれを吐き出さないように結えられ、猿轡をされています。楓は、両手首を躯の後ろで縛られ、胸を強調するように回された縄が腕の自由すら奪っています。楓は、膝と足首をキッチリと揃えられ、丁寧に縄で縛り上げられています。楓の股間には股縄が通され、楓の秘部と陰核を絶え間なく刺激しています。悦楽から逃れようと悶える度に楓の躯は悦楽に啄まれ、楓は、軽くイッてしまいました。

 楓の耳に、聞き覚えのある声が聴こえます。楓の躯を、よく知る感覚が愛撫します。螺旋の感覚に身を委ね、楓が再度絶頂を迎えた時、楓は薄れゆく意識の中で声を聞きました。

「逃られると思ったか?」
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 気が付くと櫻華は吊るされた鳥籠のような檻の中、片足に鉄枷を嵌められて囚われの身になっていました。 枷に繋がっている鎖は格子のひとつに繋がれています。
 ふいに櫻華の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。声の方を向いてみれば、そこには大勢の人間達が一心不乱に「聖女櫻華様」と呟いています。背後には何かを祀る祭壇のような物があり、ふと吊るされた檻の下を覗き込むと、沢山の食べ物が供えられています。どうやら櫻華は、何物かへの供物として捧げられているようです。
 不意に、櫻華の髪を見えない手が掬い上げました。ゾッとした櫻華は後退りしますが、背中に冷たい鉄格子が当たると思わず声が漏れてしまいます。それで櫻華のいる位置を把握した見えない手は、櫻華を力任せに組み伏せると愛撫を始めました。
 見えざる何者かの力には、華奢な櫻華では敵いません。されるがままの櫻華は、秘部を厭らしく弄ばれ、大衆の目前ではしたなく喘ぎ、絶頂を迎えてしまいました。

 しかし櫻華は決して諦めません。一瞬の油断を付いて拘束を解くと、追っ手に追いつかれてしまわぬ様に懸命に足を動かし前へ進みます。櫻華は囚われの窮地を脱したのです。
 櫻華の目前に希望の光が見えました。

 光を抜けた先、吹き抜けていく風が櫻華を包むように通り抜け、髪を悪戯に弄びながら駆けていきます。そこは、鬱蒼とした木々が立ち並ぶ静かな森の中でした。
 ゆくあてもなく櫻華は彷徨い歩きます。自然の澄んだ空気を噛み締めながら、櫻華は遂に追手を振り切った事を確信します。
 暫く歩くと、社のようにも見える古い建物を見つけました。歩き疲れていた櫻華は、少しだけ休ませてもらおうと境内へ足を踏み入れます。
 その後、この世界で彼女の事を見た人は一人もいませんでした……。

 気を失ってしまったのでしょうか。櫻華はぼうっとした頭で意識を取り戻します。そして、自分の躯に違和感を覚えました。金縛りにあっているように自由が効かないのです。
 何があったのか、櫻華は急速に冷えていく背筋に冷たい汗が伝っていくのを感じます。近くで衣擦れの音がしているのに気が付いた櫻華は、ようやっと、自分の躯が自分の意志とは関係なく動いていることに気が付きました。
 櫻華は、傍らに丁寧に折り畳まれた襦袢に袖を通します。本来であれば下着や肌着を身に付けなければならない筈が、櫻華の躯を包むそれらはありません。布が敏感な場所を擦り上げ、声にならない悲鳴が喉奥に詰まります。
 白衣、緋袴の順に着用を終えた櫻華は、ゆっくりと立ち上がると、床下を開け、地下への階段を降りて行きます。知らないハズの場所に辿り着いた先には、座敷牢がありました。
 櫻華は慣れた手つきで牢の扉を開け、器用に屈むと中へ入っていきます。自我とは全く別に動く躯に、櫻華は初めのうちに精一杯の抵抗を試みましたが、ガチャリ、と牢の鍵が独りでに閉まってしまった音を聞いた時、自分が常世では無い場所へ攫われてしまった事を理解しました。
 気が付けば床から無数の触手が櫻華の事を値踏みしていました。手首、足首、口元、乳房、乳輪、乳首、臍、陰核……大小様々な触手が櫻華の躯に絡み付き、その肢体を拘束していきます。それらは櫻華の躯を弄び、交尾の準備を始めます。下着を付けていないのはこの為だったのでしょう。
 最後に伸びてきた触手が陰唇をこじ開け、愛液を掻き分けながら櫻華の躯を突き上げました。
 激しい絶頂と共に、子宮の中をこの世の生き物では無い物の子種が満たしました。
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