「ありがとうございます!貴方は我々の英雄です!」気がつくと大量の鹿に囲まれていた。
「貴方こそが長にふさわしい…ぜひともお願いします」
大江山 狸童子に拒否する術はない。何故なら既に大江山 狸童子の頭には神々しく光る鹿の角が生えていたのだから。
<大江山 狸童子は「化け鹿」になりました。>
診断結果の読み上げ機能について
1. ブラウザに搭載された音声読み上げ機能
- ご利用のブラウザに搭載されているテキスト読み上げ機能を用いて、診断結果を読み上げることが出来ます。
- PC、スマートフォンのほとんどのブラウザにテキスト読み上げ機能が搭載されています。
2. VOICEVOX(PC版のみ)
- テキスト読み上げソフトウェア VOICEVOX を用いて「ずんだもん」「四国めたん」などのさまざまなキャラクターボイスで診断結果を読み上げることが出来ます。
- ボイボ寮 - キャラクター一覧
- ※VOICEVOXは現在 Windows、mac、Linuxのみインストールが可能であり、iPhoneやAndroidには対応しておりません。
VOICEVOXで読み上げを行う手順
- VOICEVOXのウェブサイト にアクセスし、VOICEVOXをダウンロード・インストールします。
- VOICEVOXを起動し、ウェブブラウザ(Edge、Safari、Chromeなど)で VOICEVOXの設定ページ http://127.0.0.1:50021/setting を開き、設定項目のAllow Origin に https://shindanmaker.com をセットして保存します。これにより、診断メーカーからVOICEVOXアプリケーションに接続できるようになります。
- VOICEVOXを起動した状態で当サイトの診断をします。
- 診断結果の下にある読み上げ機能のセレクトボックスにVOICEVOXのキャラクター・スタイルが表示され、選択できるようになります。
- 選択したキャラクターの声で診断結果を読み上げることができます。
- 現在、音声読み上げできる文字数は、最大1000文字としています。
※オリジナル妖怪もあります。
※均等な分岐なので1D2で転生する種族を決めるという使い方もOK
※画像はフリー素材サイト「ぱくたそ」より。
見慣れた木の道を歩いていたはずだったのに。
今、[USER]に見えるのはどこまで木が生い茂る鬱蒼とした森だ。
「此処は妖の森。人型妖怪が貴方を誑かす」という木の立て札がある。
早くここを抜けなくては。しかしどうやって?
よく見たら前方の道が二つに分かれている。左は明るく右は暗い。
やはり暗い道は何かが出る。そう思った[USER]は明るい道を選んだ。
暫くすると石畳の道が見えてきた。木には提灯がともっている。この先に町があるのか?とはいえ妖の森だから人はいなさそうだが。
勇気を出して暗い道を進むことにした。
相変わらず景色は同じような感じだ。
暫くすると道がまた二つに分かれていた。片方は上り坂、もう片方は下り坂だ。
案の定、石畳は町への道だった。
妖怪の住む町なんて初めて見た…と感動している[USER]だったが自分が人間で見つかったら何かされると思い、物陰に隠れた。
まさか妖怪の町に出口があるのか?…でも危険だ。
石畳とは別の道を進むことにした。暗いが自分が選んだ道だから仕方がない。
すると[USER]の不安を加速させるものがあった。
木に刺さった五寸釘の藁人形だ。そこから道が二又に分かれている。どちらへ行っても嫌な予感がする。
最初はなだらかな坂だったが、途中から勾配が上がってきた。まるで山登りだ。
息を切らしながら登ると分岐点に差し掛かった。正面はさらに急な坂、右側は先も見えない森への道。
かたや山登り、かたや真っ暗な道。どちらにしても大変そうだ。
下り坂と言っても急な勾配ではなく、転ぶことはなさそうだ。
進んでいくと岩が見えてきた。行き止まりかと思ったら洞窟を見つけた。
左には岩に沿って細い脇道が伸びている。
[USER]が隠れながら町の様子を観察してみる。多様な妖怪が歩いている。ろくろ首、一つ目小僧、ぬらりひょん…
しかし物陰を移動しているところを見られてしまい、気づかれてしまった。
妖怪達が追いかけてくる!
町を出たいがその前に追いつかれてしまいそうだ。
それなら隠れるしかない。前方に隠れ場所に良さそうな井戸と物置があった。
妖怪の町も気になるが今は脱出が先だ。
町は出たが、この辺りは開発されている。石畳が敷き詰められ、建物も点在する。幸い誰にも見つからずに通り抜けることができた。
前方の右手に神社があった。
真っ暗で月も見えない…と思っていたら急に雨が降り出した。
木はあるけど雨宿りには適さない。雨を凌げる場所を探さなくては。
[USER]は小走りで雨宿りできる場所を探した。すると左の道に明かりが見えた。
あてもなく歩く[USER]が次に見たものは墓場だ。
霊に打ってつけの場所で良いことなど起こる訳がない。[USER]は墓場を避ける道を選んだ。
さらに歩くと再び分かれ道だ。
左右どちらともほんのりと光が見える。
[USER]は山を登った。
すると集落らしき場所に出た。恐らく昔は人が住んでいたのだろう。
ちなみにさらに上にも登れそうだ。
ここは最初にいた場所よりも暗い。やっぱり違う道を進めばよかった…と後悔する[USER]。その時だった。
どこからともなく声がする。「右に行けば光、左に行けば花が見れる」
声のことを怪しく思っていたが、分かれ道があるのは本当だ。
洞窟内は不思議な力か何かで明かりが灯っている。その上屈まなくても進めるので案外探索できそうだ。
少し進むと進行方向の横に木の扉を見つけた。数枚札が貼ってある。
「人間だな?」突然謎の声が響いた。
「そこに扉があるのが分かるか?札を全て剥がして扉を開けてほしい」
…どうするか。
洞窟なんかに入ったらますます出口から遠ざかるに違いない。[USER]は洞窟の脇の道を通った。
暫くすると再び分かれ道が現れた。中央には道しるべがある。それは左を指しており、看板には「海へ」と書かれていた。
井戸に入ったが、中に死装束の幽霊がいて追い出されてしまった。そしてあっけなく捕まった。
牢屋に入れられた[USER]だったが、暫くして少年が入ってきた。
「今なら奴らにバレずに逃げることができると思う。僕と一緒に行こう?」
物置まで逃げることができた。だが、このままだと見つかってしまう。
隠れる場所を探さないと。
物置の中は物がたくさん置かれており隠れるのには良さそうだ。だが、箱の中に入れば見つからない可能性は高まるだろう。箪笥か木箱なら入れそうだ。
神社の境内に入った。結構綺麗な神社で、広い。
入口に地図があった。それによると、どうやら本殿は奥にあるみたいだ。また、本殿以外にも池があり、それは本殿に行く途中のところを左に進むとあるそうだ。
神社には寄らずに進んでいったのだが、道の両端に松明が現れた。さらに石畳も敷かれている。進んでいくと息を呑む光景があった。
右手にも左手にも巨大な城、それも全く同じ作りのものが鎮座している。
[USER]は引き返そうとしたが…
「そこの人間、門を叩け。逃げたら地獄行きだぞ」この世のものでない低い声がした。
行った先には二軒の建物が左側に並んでいる。これが明かりの正体だ。
一軒目はいかにも和の木造建築。奥のもう一軒は妖怪の世界にはミスマッチかもしれない洋風のカフェらしき店だ。どちらにも看板はあるが見たことない文字で書かれていて読めない。
雨はすぐに止むだろう。雨宿りしているよりも出口を探す方が先だ。[USER]は移動を続ける。
しかし、雨はなかなか上がらない。そんな中、[USER]は川沿いの道に出た。少し進むと木製の橋があったが、川沿いの道も続いている。
前方から音が聞こえる。何かを切る音と何かが燃える音だ。
進むと、フラッシュのように眩しい光が差し込んできた。音はそこから聞こえる。よく耳を澄ませると言葉が聞き取れた。
「なんだよ!」
「お前こそ!」
二体の妖怪が争っているようだ。しかし何がいるかは眩しくて見えない。
[USER]は小さな池に差し掛かった。この場所からは満月が良く見える。水面に映る満月も美しい。
遠くから賑やかな音が聞こえる。太鼓でも鳴らしているのだろうか?
他にも道はあるがそちらは静かで霧がかかっている。
集落に入ると野生の鹿がいた。こちらを見つめている。ここにも動物がいるのかと思った矢先、崖の上から狼が飛び降りてきた!
狼は[USER]と鹿を睨む。鹿は怯えていたが、[USER]に助けを求めるかのように近寄ってきた。
[USER]はさらに上を目指す。
突然、雪が降り出した。次第に強くなっていく。
暖を取れる場所を探さないと。
周囲を見回すと近くに茅葺屋根の一軒家、遠くに洞穴がある。
[USER]は丘の上に着いた。
確かに下には幻想的な光が見える。暖色系の暖かな光だ。
でもこれは何の光だ?気になるが…
ここは妖の森の中でも花が多い。そんなこと[USER]は知らなかったがとにかく綺麗だ。道を花が彩る。
分かれ道が現れた。
赤い彼岸花の道と紫のスミレの道。どちらの花も美しく咲いている。
扉を無視し、洞窟内を右往左往としていると宝物の山を見つけた。[USER]はその中の刀に視線を移した。これなら妖怪を倒せるかも…
「その刀が気に入りました?」青年の声がした。
「もし貴方その刀で私を倒すことができたらそれを差し上げましょう。倒せなかったら私の願いを聞いてもらいます」
声の主は横穴から聞こえた。
札を剥がすと声が聞こえてきた。
「よくぞ札を剥がしてくれた。感謝する。此処へ来い。力を与えてやろう。
ただし、途中の箱は決して開けるな」
箱は扉の先を少し進むとあった。木製の四角い箱で、大きさは大きめの段ボールくらいだ。それは札で蓋を閉められており、地面に置いてある。
まもなく海が見えてきた。当然人はいないし、真っ暗だからある意味新鮮だ。
…と思ったが海の上に青い光が見える。助けに来た船だろうか?
海に出たところで帰れる訳がない。[USER]は海とは反対の方向へと進んだ。
見えてきたのは沼地だ。暗さと静寂がかえって怖い。
[USER]は男の子がいるのに気づいた。男の子は寂しそうにしている…
通り過ぎようとすると話しかけられた。
「ねえ、遊ぼうよ」