君の望む永眠(お題bot)

『ようこそ、おいでくんなまし。』 妖艶な笑みを浮かべる少女。袖に隠れたその手には獲物を捉えるための小刀が握られていた。 ＿＿＿ 訪れた者は2度と帰って来ることはないと云う幻の遊郭『宵闇』。 女郎に堕ちた少女達は、人並みの幸せを得るために今日も獲物を待っている。

この世界の国民には1人につき1つ、小さな砂時計が配られる。 砂時計の色によって住むべき場所が決まり、砂の落ちる速度で寿命が決まる。 彼らはそれを不思議に思わない。 私はそれが怖かった。 ￣￣￣￣￣ 街は全部で4つに区分されており、それぞれ【黄色の街】、【水色の街】、【桃色の街】、【黒色の街】と名前がつけられています。 ￣￣￣￣￣￣￣ 黄の人はみんな幸せ、 水の人は涙もろく、 桃の人は惚れっぽい、 黒色の街はは治安が悪く、貧しい人が肩を寄せて暮らしています。