【R18】戻るための条件

診断結果ストーカー男に怪しげな薬を飲まされた生楽は、突如女性の体に変えられてしまった。
元に戻るためには三つの条件をすべてクリアしなければならない。

まずは一つ目。
強力な媚薬を飲んだ状態で一日を過ごすこと。
但し、24時間が経つまでイッてはいけない。

それくらい簡単だろうと薬を飲み干した生楽は、さっそく気晴らしに街へ繰り出した。しかし、それが間違いだった。時間が経つにつれどんどん体が昂っていく。歩くたび、衣服が擦れるだけで甘い刺激が理性を揺さぶってくる。ジワリと湿ってきた下腹部を押さえながら路地裏に身を隠した生楽は、暗い影の中でコンクリートの壁に背をつけた。無意識にユラユラと腰が揺れる。上がる息を抑えようと胸にあてた手で、今すぐ自分の胸を揉みしだきたい。目に涙を浮かべた生楽は…

服の上からワレメをなぞっただけで絶頂してしまった。声を抑え身を震わせていた様子をあの男に見られてしまったらしい。お仕置きだと近づいてくる男から逃げようにも足に力が入らない。生楽はなす術もなく何度も男に犯されてしまった。

さらに二つ目。
下着を着けずに満員電車に乗ること。
但し、目的地の駅に着くまでイッてはいけない。

痴漢のゴツゴツした指に乳首を弄られ、涙目の生楽は自分で口を押さえて必死に声を堪えていた。バレないだろうと高を括っていたのも束の間、混雑が始まると同時に痴漢に捕まり、すでに数十分の間擦られ続けている。感じるはずがないと思っていたのに、すぐに体は反応し始め、今はもう立っているだけでやっとだ。脚の付け根は溢れ出る蜜でベタベタ。電車が大きく揺れるのに合わせ、胸の先端をギュッと引っ張られた生楽は…

全身を震わせ絶頂してしまった。崩れ落ちそうになった体は痴漢に支えられ、足元に透明な水たまりが出来上がっていく。『あーあ』と嘲笑が耳元で聞こえ、硬いモノが脚の付け根に押し当てられる。絶望の表情を浮かべた生楽は抵抗することもできず、何度も痴漢に犯されてしまった。

最後の三つ目。
見えない何かから逃げること。手段は問わない。
但し、逃げ切るまでイッてはいけない。

見えない何かが何なのかは分からない。けれども確かにどこからか視線は感じる。ねっとりと絡みつくいやらしい視線。部屋を飛び出した生楽は家を出ようと玄関に向かった。しかしドアノブに手をかけた瞬間、体がまったく動かなくなってしまう。ゾワリゾワリと何かの感覚が全身を覆い込んでいく。それが快感だと気付いた生楽は…

ドアノブを掴んだままの生楽は脚を大きく広げ、かろうじてその場に立っていた。今にも落ちそうな膝はガクガクと震え、地面には大きな水たまりができている。誰に何をされているかもわからない。ただ、最高に気持ちがいい。また体が勝手にガクガクと揺れる。生楽が理解できたのは、立ったままイカされる地獄はまだまだ終わらないということだけだった。

……
…

『さて、どうして欲しい？』

自分の体をこんな風にした張本人にそう言われ、生楽は…

「おれ、は…わたし、は…？ちがう、おれは、おれ、わたしは、わたしは…っ」と虚ろに呟き目を閉じた。