あなたは地球最後の人類。あなたがどんな人類の長い物語に終止符を打つのか診断 - みんなの診断結果

青村さんは朽ち果てた街の地図を描いて、どんどん広げてを繰り返していた。そんなある日、陸上兵器用昇降装置に乗り、上から街全体を見るために上った。昇降装置はゆっくりと登り、特に故障はなかった。しかし、上部辺りに差し掛かったとき、昇降装置が大きく揺れ、右に傾いた。こけたときに地図をいれていたバックを落としてしまい、かなりの高さから地図がばらまかれた。地図を書くことを生き甲斐としていた青村は、なにもする気になれなかった。昇降装置を直し、上部に上って、絶望に浸った。雪のよく降る街はだんだんと霞んで見えなくなっていった。
「この世界は汚いが、とても綺麗で美しかった。世界が終わるということは、また新たになにかが始まる。永遠のないものこそ美しいのだ。」

ともやさんはビルの上で最後の保存食を食べ、冬の晴れた夜空を見上げた。街の明かりも眠りに付き、星空がよく見えた。寒かったけれど、思い出にふけると、その寒さは温もりへと変わっていった。
「この世界は汚いが、とても綺麗で美しかった。世界が終わるということは、また新たになにかが始まる。永遠のないものこそ美しいのだ。」